ウィザーズが球団社長を解雇

現地4月2日、ワシントン・ウィザーズの球団社長を16シーズンに渡って務めたアーニー・グランフェルド氏が解雇された。 今シーズンのレギュラーシーズンはまだ4試合残っているが、チームの成績が予想以上に悪く、プレーオフも逃したことを受け、ウィザーズは球団社長の解雇に踏み切った。 現在、ウィザーズは32勝46敗でイースタン・カンファレンスの15チーム中11位だ。 オーナーのテッド・リオニシス氏は声明文の中で「我々は、プレーオフに進出するという当初の目標を達成することができなかった。たとえ主力に怪我が相次いだとしても、我々は何としてでも前向きな結果を残さなければならない。我々のチームマネジメントには、そういった信頼と責任の文化がある」とコメントした。 今シーズンのウィザーズでは、先発ポイントガードのジョン・ウォールとセンターのドワイト・ハワードがシーズンのほとんどを負傷欠場したほか、フォワードのマーキーフ・モリスもシーズン途中にトレードされるまでは怪我により長期戦線離脱を余儀なくされていた。 グランフェルド氏の在任中、ウィザーズは通算568勝724敗という成績で、プレーオフには8回進出した。 その間、ウィザーズにはウォール、ブラッドリー・ビール、ギルバート・アリーナス、カロン・バトラー、アントワン・ジェイミソンといったスター選手が在籍していたが、チームはレギュラーシーズンに50勝以上を記録したことが一度もなく、プレーオフでも2回戦より先に進むことができなかった。 球団社長の後任が見つかるまでは、球団運営部門シニア・バイス・プレジデントのトミー・シェパード氏がグランフェルド氏の仕事を引き継ぐ。 しかし、ウィザーズの行く末には難題が山積みだ。 アキレス腱を断裂したウォールは、来シーズンのほとんどを欠場することになるだろう。今のところ、来シーズンもウィザーズの契約下にあるエリート・プレーヤーはビールただ1人だ。しかし、グランフェルド氏がウォールとビールだけでなく試合にほとんど出ていない控えセンターのイアン・マヒンミにまで巨額のサラリーを払ってしまったため、ウィザーズのサラリーには全く余裕がない。このサラリー状況では、ウィザーズが大物フリーエージェント選手を狙うことはほぼ不可能だと考えてよい。 しかも、ウィザーズは今年のNBAドラフトの2巡目指名権も持っていない。グランフェルド氏がトレードで指名権を放出してしまったからだ。 それにも関わらず、ウィザーズの球団社長の座はリーグ中から高い関心を集めていると、ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は報じている。

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