ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、2005年以降で初めてプレーオフ進出を逃すこととなった。 今シーズンからジェームズがプレーするレイカーズは、現地3月23日の段階で早々とプレーオフ進出の可能性が無くなった。この状況を受け、ジェームズは今シーズンの残り試合を全休することを決定していた。ジェームズは2010年から8年連続でNBAファイナルに出場していたが、この記録もストップしたことになる。 The Athleticのジョー・バーダン記者のインタビューで、ジェームズは、例年より長いオフシーズンを最大限に活用したいという意向を語った。 「ここ最近の8年間のオフシーズンは、基本的には同じ内容のトレーニングをやって、短い期間で最大限に体を休める方法を見極めてきた。今年は例年より約2ヶ月長いオフシーズンになるから、いつもより多くトレーニングすることができるだろう。今までとは全く違った計画の立て方になるはずだ。俺たちは、全く違ったやり方を見出すだろう」 ジェームズは今夏に「スペースジャム2」の制作をする予定だが、撮影セットにはフルサイズのバスケットボール・コートがあるので、彼は映画制作中にも日々のトレーニングをすることが可能だ。ジェームズが設立した「SpringHill Entertainment」が制作するこの映画は、2021年7月の公開を目指している。これは、マイケル・ジョーダンが主演した「スペースジャム」が1996年に公開されてからちょうど25年後にあたる。 映画制作が忙しいため、ジェームズは今夏に中国で開催されるFIBAワールドカップには出場しないそうだ。 「俺はポップ(アメリカ代表のグレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチ)のことが大好きだ。でも、今夏は俺にとって都合が悪かった」 しかしジェームズは、2020年に日本で開催される東京オリンピックに出場する可能性については否定しなかった。 「あぁ、その可能性はあるよ。その時に俺がどう考えているかによるけれどね。俺はオリンピックが好きだからね」 ジェームズは、アメリカ代表チームの一員としてオリンピックで3つのメダルを獲得している。2008年と2012年の金メダルと、2004年の銅メダルだ。 レイカーズ移籍初年度の今シーズン、36歳のジェームズは1試合平均27.4得点、8.5リバウンド、8.3アシストを記録した。先日、彼は通算得点記録でジョーダンを抜いてNBA歴代4位に浮上した。