メンフィス・グリズリーズの司令塔ジャ・モラントは3年目の今季、リーグ6位の平均26.0得点、7.1アシスト、フィールドゴール成功率50.2%と大きな飛躍を遂げている。 今季のグリズリーズは、1試合平均のペイント内得点は54.7得点でリーグ1位、ファストブレイクでの得点も同2位(16.3得点)をマーク。その中心を担うのが身長191cmのモラントだ。 ペイント内での平均16.0得点は、センターのアンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)と並んでリーグトップタイ。3位以下にヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス/15.2点)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ/14.4点)、モントレズ・ハレル(ワシントン・ウィザーズ/14.4点)とビッグマンが顔を出していることからも、モラントの数値がいかに飛び抜けているかが分かる。 『ESPN』でアナリストを務めるカーク・ゴールズベリー氏が自身のツイッターで、ペイント内で最もフィールドゴールを成功させている(ペイント内のフィールドゴール成功率45.7%)のがモラントだとツイートすると、本人も反応を見せている。 「大学を卒業したあと、世間は僕が小さすぎてNBAのビッグマン相手にフィニッシュできないと言っていた」 何にも恐れることのない強心臓を武器に、NBAでスター候補生にまで上り詰めたモラント。今後の活躍にも期待が懸かる。