ケビン・デュラントがワクチン未接種問題に揺れるアービングに言及「腹を立てても仕方ない」

ブルックリン・ネッツは、新型コロナウイルスのワクチン未接種問題が解決するまで、司令塔カイリー・アービングに試合出場や練習参加をさせない方針を発表している。プレシーズンゲームを終え、日本時間10月20日(現地19日)にミルウォーキー・バックスとの開幕戦を控えるなか、同僚のケビン・デュラントが今の状況について言及した。『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者が伝えている。 ネッツは10月15日(現地14日)、プレシーズン最終戦でミネソタ・ティンバーウルブズと対戦。ジョー・ハリスがチームトップの23得点、デュラントが19得点、ラマーカス・オルドリッジが16得点、ハーデンが14アシストを挙げ、107-101で勝利した。 プレシーズンを3勝1敗で終えたネッツだが、拠点を置くニューヨークは、プロアスリートが屋内のアリーナでプレーするためにはワクチン接種証明書の提出が義務化されている。アービングはワクチン接種をいまだ受けておらず、チームは10月13日(同12日)に試合出場や練習参加をさせない方針を固めたと声明を発表した。 これを受け、アービングは10月14日(同13日)にインスタグラムのライブ配信で「俺は接種しないことを選んだ。自分の信じるものに基づいて行動する。反ワクチン派とか、そういう話じゃない。自分の意思に忠実でいたいだけさ。俺たちが生きているのはクレイジーな時代だ。俺は誰も傷つけていないし、罪を犯していない」と思いを吐露していた。 デュラントは15日のウルブズ戦後、チームの決定発表後はアービングと話していないことを明かしつつ、最終的に「どうにかなる」と考えているという。 「カイリーにはいて欲しいに決まっている。こんなことが起こらないことを願っているが、それが今の俺たちが置かれている状況だ。カイリーは自分の思った道を選び、チームも同じことをした。俺ができるのは自分の仕事に集中して、それ(ワクチン未接種問題)に関しては、チームとカイリーに任せるしかない。チームで力を合わせてフルパワーを出したいが、上手くいかないこともある」 「誰かに腹を立てても仕方がない。シーズンインに向けて理想的な状況ではないが、いくつかは俺たちの手に負えないものだ。バスケットボールに集中すること。カイ(アービング)の準備ができたら、オーナーのジョー・ツァイとゼネラルマネージャーのショーン・マークスと話し合うと信じている」 果たして、アービングのワクチン未接種問題はどのような結末を迎えるのだろうか。

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