【2021-22シーズン】全30チームプレビュー:ロサンゼルス・レイカーズ

NBAは日本時間10月20日(現地19日)に、リーグ75周年となる2021-22シーズンが開幕する。NBA Rakutenでは節目となるシーズンを前に、各チームの戦力状況や見どころを1チームずつ紹介していく。

大型補強で巨大戦力を構築

連覇に挑んだ昨シーズン、ロサンゼルス・レイカーズは2大スターのレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスが怪我で多くの試合を欠場し、シーズンを通して万全の状態で戦えず。なんとか第7シードでプレイオフに進出はしたが、フェニックス・サンズに太刀打ちできずに1回戦で姿を消した。 失意のシーズンを乗り越え、史上最多18度目の優勝を果たすべく、今オフは大型補強に着手。全米に衝撃を与えたラッセル・ウェストブルックのトレードを手始めに、FA市場ではジェームズの親友であり依然高い得点力を誇るカーメロ・アンソニー、かつてチームでプレイしたドワイト・ハワード、ラジョン・ロンド、トレバー・アリーザ、ケント・ベイズモア、ウェイン・エリントン、若手ではケンドリック・ナン、マリーク・モンクなどの実力者と契約を結んだ。主力のほとんどが30代と怪我で崩れる懸念は残るが、大幅な戦力強化に成功している。 特にウェストブルックの加入は、大きなインパクトを与えるだろう。相性という点においては蓋を開けてみないと分からないが、ジェームズの負担を減らすべく司令塔の補強を最優先としていたロブ・ペリンカGM(ジェネラルマネージャー)にとって、喉から手が出るほど欲しかった存在であったことは間違いない。

カギはデイビスのセンター起用

3人合計で34回のオールスター選出を誇るジェームズ、デイビス、ウェストブルックのスーパービッグ3を結成したが、これを機能させるためにはデイビスの活躍がカギとなる。内外どちらでもハイレベルなプレイを披露するデイビスだが、今シーズンは戦術に柔軟性を持たせるためセンター起用が増える予定だ。 負担の大きいフィジカルプレイを避けるため、これまで同ポジションでのプレイに難色を示していたが、ジェームズとウェストブルックとの食事会にて意見を交換。2人の力を活かすためにも、ポジション変更を受け入れたと現地では報道されている。 フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)も、激しいぶつかり合いに備えてフィジカル強化に努めたビッグマンの身体を見て「仕上がっていた」と称賛。パワーアップした姿でチームを再び頂点に導けるか。

昨季No.1の堅守を継続できるか

チームとしてはディフェンシブ・レーティングが昨季リーグトップ(106.8)と堅守が売りだ。しかし、ケンテイビアス・コルドウェル ポープ、アレックス・カルーソといったウイングディフェンダーを失い、守備力の低下が一部では指摘されている。 ハワードやロンドは指揮官のスキームを理解しているものの、新加入選手が多い弊害はあるだろう。開幕から一気に走るためにも、いち早くボーゲルHCの戦術を浸透させたいところだ。


移籍情報

【入団・再契約】カッコ内は昨季所属チーム、またはドラフト順位 ラッセル・ ウェストブルック(ウィザーズ) カーメロ・アンソニー(ブレイザーズ) トレバー・アリーザ(ヒート) ケント・ベイズモア(ウォリアーズ) ウェイン・エリントン(ピストンズ) ドワイト・ハワード(76ers) ディアンドレ・ジョーダン(ネッツ) マリーク・モンク(ホーネッツ) ケンドリック・ナン(ヒート) ラジョン・ロンド(クリッパーズ) エイブリー・ブラッドリー(ロケッツ) オースティン・リーブス(ドラフト外) マック・マクラング(ドラフト外) チャウンディー・ブラウン(ドラフト外) テイレン・ホートン・タッカー(再契約) 【退団】カッコ内は今季所属チーム デニス・シュルーダー(セルティックス) アレックス・カルーソ(ブルズ) ベン・マクレモア(ブレイザーズ) マーキーフ・モリス(ヒート) コスタス・アデトクンボ(アスベル) アンドレ・ドラモンド(76ers) ケンテイビアス・コルドウェル ・ポープ(ウィザーズ) モントレズ・ハレル(ウィザーズ) カイル・クーズマ(ウィザーズ) ジャレッド・ダドリー(引退) マルク・ガソル(グリズリーズ〔解雇〕) デボンテ・ケイコック(ネッツ) アルフォンゾ・マッキニー(解雇) 【フリーエージェント】カッコ内はFAの種類 ウェスリー・マシューズ(制限なし)


2020-21シーズン成績

レギュラーシーズン:42勝30敗(.583/ウェスト7位) プレイオフ:2勝4敗(.333/ウェスト1回戦敗退) ■チームスタッツ 平均得点:109.5(22位) 平均失点:106.8(2位) 得失点差:+2.8(8位) 平均リバウンド:44.2(16位) 平均アシスト:24.7(15位) 平均スティール:7.8(11位) 平均ブロック:5.4(5位) FG成功率:47.2%(12位) 3ポイント成功率:35.4%(21位) FT成功率:73.9%(28位) オフェンシブ・レーティング:109.8(24位) ディフェンシブ・レーティング:106.8(1位) ※カッコ内はリーグ順位

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