「自分はギルバートやジョン、ラスとは違う」ウィザーズで新たなPG像を描こうとするスペンサー・ディンウィディー

わずか1シーズンでMVPのラッセル・ウェストブルックを放出したワシントン・ウィザーズは、後釜としてブルックリン・ネッツのスペンサー・ディンウィディーを獲得した。2019-20シーズンには平均20.6点、6.8アシストをマークしたものの、昨季は右膝前十字靭帯断裂という大ケガにより、わずか3試合の出場にとどまっている。新天地で心機一転をはかるディンウィディーが意気込みを語った。 これまでウィザーズには、ギルバート・アリーナス、ジョン・ウォール(ヒューストン・ロケッツ)、そしてラッセル・ウェストブルック(ロサンゼルス・レイカーズ)とオールスター級のポイントガードが在籍していた。ディンウィディーは彼らを称賛しつつ、自身は違った形でチームに貢献したいという。 「自分はギルバートやジョンやラスとは違う。彼らはとても面白い個性を持った選手たちだ。ラスはシーズン・トリプルダブルを達成したという点で、史上最高の選手の一人だ。ギルバートも史上最高のスコアラーの一人。ジョンもリーグ最高峰のポイントガードであることを証明している。自分はワシントンで初めて、ビットコインについて上院議員に働きかけるPGになるかもしれない(笑)。でも真面目な話、自分は彼らとはプレイスタイルがまったく異なると思う。彼らがこのチームでなし得たことはリスペクトしているけど、自分は勝者として知られたいし、それこそがこのチームにもたらしたいものだなんだ」 今オフ、移籍が噂されたエースのブラッドリー・ビールとも話をしたことを認めているが、詳細は明かしていない。しかし、もしビールが残留し、ディンウィディーも故障前のパフォーマンスを発揮できれば、ウィザーズのバックコートは破壊力を増す。そこに成長を続ける八村塁と故障明けのトーマス・ブライアントが加われば、昨季以上の成績も十分見込めるだろう。

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