日本時間7月16日(現地15日)、ダラス・マーベリックスが記者会見を行ない、ジェイソン・キッド新HC(ヘッドコーチ)とニコ・ハリソン新GM(ジェネラルマネージャー)が登壇した。各メディアが会見でのキッドHCのコメントを紹介している。 キッドHCにとってマーベリックスは1994年に選手としてNBA入りした際にドラフトされたチームで、2011年にはチームに初めての優勝をもたらしている。そして今回、ヘッドコーチとして再び古巣へやってきたキッドHCにとって、現在のチームを支えるルカ・ドンチッチとの共闘は楽しみの一つであるようだ。 「ルカは特別な存在。彼はしばらくプロで活躍しているが、常に成長しようとしている。この貪欲さは素晴らしいと思う」 スロベニア代表としてオリンピックに備えているドンチッチとは電話やメールのやり取りをしているようで、「いい会話ができた。彼は興奮していたよ。今は代表チームに集中している」と明かしている。 また、現役時代は創造性豊かなプレイが持ち味だったキッドHCから見ても、似たセンスを持ち合わせるドンチッチのセンスは素晴らしいと感じているようだ。 「彼の創造力は最高レベルにあると思う。自分も昔はいろいろなことを試し、コーチたちを怒らせたこともあった。だから彼が何かトライしようとしても、咎めるつもりはない。自分の仕事は、彼が成功できるように答えを与え、彼のプレッシャーを軽減することだと理解してほしい」 一方で、ドンチッチが第4クォーターで疲労の色が濃くなりがちな点を危惧しており、ボールを持たずに試合をコントロールすることについて話し合いたいとも語っている。 頂点を知る元天才PGの指揮官と現役最高峰のオールラウンダーは、チームを頂点に導くことができるか。