日本時間7月12日(現地11日)に行なわれたNBAファイナル第3戦、フェニックス・サンズのデビン・ブッカーはフィールドゴールが3/14という大スランプでわずか10点にとどまった。勝てば優勝に王手という試合だったが、チームも100-120で敗戦。エースの不振が敗因一つとなったのは言うまでもない。 なお、ブッカーが今季のプレイオフ19試合で15点以下にとどまったのは初めてだった。さらに、3ポイントは7本中1本しか決められなかった。3ポイントの不調は顕著で、直近4戦のうち7/12と高確率で沈めたファイナル第2戦を除くと3/22と停滞している。 ブッカーは自身のシュートセレクションについて「もっといいシュートが打てるだろう。次はそうする。相手のミスを誘って、自分たちがよりイージーショットを狙う機会を得る必要がある」とコメントした。 サンズのモンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)は、「マークが集中していた」とブッカーが苦戦していたことを認めつつ、第4戦での復調に期待している。 「彼は以前にもこのような状況に陥ったことがある。ファイナルに進出するということは、多くの状況に置かれてきたということ。この状況は別に新しいことではないんだ。彼はきっと立ち直るだろう」 もちろん、ブッカーもこのままで終わるとは考えていない。「第4戦まで休みがある。映像を観て次の試合に備えたい」と語った。 今後ミルウォーキー・バックスが勢いづけば、ファイナルの趨勢が変わるかもしれない。それを阻止するには、第1戦で27点、第2戦では31点を記録していたブッカーの復調は不可欠。持ち前の得点力を再び発揮できるか。第4戦は15日(同14日)にバックスの本拠地ファイサーブ・フォーラムで行なわれる。