「勝利こそすべて」自身初優勝を目指すネッツのジェームズ・ハーデン、自己犠牲の精神でプレイオフに臨む

ブルックリン・ネッツのジェームズ・ハーデンは、ヒューストン・ロケッツ時代に3年連続で得点王に輝くなどリーグ屈指のスコアラーとして知られている。しかし、日本時間5月23日(現地22日)より開幕するプレイオフでは、自ら得点を取ることを重要視していないという。 19日(同18日)の練習後にメディア取材に応じたハーデンは「勝利こそすべて」と語り、自身の成績には興味がないとした。そのコメントを『ESPN』のマリカ・アンドリューズ記者が伝えている。 「これまで自分で数字を残しても、それは十分ではなかった。いつかは何が大切かということを理解しなければいけない。勝利こそがすべてなんだ」 ハーデンはハムストリングの怪我で、レギュラーシーズン最後の21試合中2試合しか出場できなかった。今季通算では平均24.6得点を記録しているが、怪我から復帰した最後の2試合では平均11.4得点と大幅に数字を落としたものの、チームは両方の試合で勝利している。 19日の練習で行われたピックアップゲームでも無得点だったが、自身のチームを勝利へと導いたハーデンは、得点しなくても試合にインパクトを残せると語った。 「チームが勝利するために、僕の影響力がスタッツシートに表れる必要はない。自分の役割はリーダーとして、仲間が上手くプレイできるようにすること。それができていれば、自分のことは二の次だ。それでまったく問題ないよ」 イースタン・カンファレンス第2シードのネッツは、プレイイン・トーナメントでワシントン・ウィザーズを破って第7シードを獲得したボストン・セルティックスとプレイオフ1回戦で激突する。 ケビン・デュラント、カイリー・アービングとともに、悲願の優勝を目指すハーデンがどのようなプレイを披露するのか注目となる。

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