毎年オールスターウィークエンドに開催されているテック・サミット(最新技術会議)で、アダム・シルバーNBAコミッショナーが『スマート・ジャージー』という未来の技術を発表した。 ステージ上でプレゼンテーションをしたシルバー氏は、スマートフォンのアプリを使ってジャージー(ユニフォーム)の背中にプリントされている選手名と背番号をケンバ・ウォーカー、ステフィン・カリー、マイケル・ジョーダンへと瞬時に変更させた。シルバー氏によると、2038年に実用化される見込みのこの技術により、ファンは試合当日に会場に着て行きたいジャージーの背番号と名前を自由自在に変更できるようになるとのことだ。 テック・サミットの冒頭に、シルバー氏は、バスケットボールの未来と最新技術の役割について語った。 今年で20年目を迎えたテック・サミットには、リーグの重役が何百人も出席した。この日の発表は、スポーツ・ベッティングや、驚くべき最新技術、アスリートとテクノロジーの関係、世界中に25億人いると言われるZ層(1997年から2010年に生まれた世代)の取り込みについて等、多岐に渡った。