バスケットボール殿堂が2021年の殿堂入り最終候補14人を発表

日本時間3月10日(現地9日)、バスケットボール殿堂は2021年の殿堂入り最終候補として、9人の元選手と5人の元・現役コーチ、計14人を発表した。 そのうち最終候補に初選出されたのが、リック・アデルマン(元サクラメント・キングスHCほか)、クリス・ボッシュ(元マイアミ・ヒートほか)、マイケル・クーパー(元ロサンゼルス・レイカーズ)、ポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)、ビル・ラッセル(元ボストン・セルティックス※HCとして)、ジェイ・ライト(ビラノバ大HC)、ヨランダ・グリフィス(元WNBA選手)、ローレン・ジャクソン(元WNBA選手)、マリアンヌ・スタンリー(WNBAのHC)の9人だ。 過去に候補入りの経験があったのが、レタ・アンドリュース(高校のHC)、ティム・ハーダウェイ(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)、マーカス・ジョンソン(元ミルウォーキー・バックスほか)、ベン・ウォーレス(元デトロイト・ピストンズほか)、クリス・ウェバー(元サクラメント・キングスほか)の5人である。 最終的に殿堂入りする人物は5月17日(同16日)に発表され、9月にセレモニーが実施される予定だ。また、新型コロナウイルスの影響により延期となっていた2020年の式典は、5月15~17日(同14~16日)にかけて開催される予定になっている。

NBA

■クリス・ボッシュ(元マイアミ・ヒートほか) 2006年から2016年にかけて、11度NBAオールスターに選出。ヒート在籍時の2012、2013年には優勝を経験している。通算13シーズンNBAでプレイして、平均19.2点、8.5リバウンドを記録。2008年にはアメリカ代表として北京オリンピックに出場して、金メダル獲得に貢献した。 ■マイケル・クーパー(元ロサンゼルス・レイカーズ) 1980年、1982年、1985年、1987年、1988年とレイカーズで5度の優勝を経験。守備力が高く、1982年、1984年、1985年、1987年、1988年と5度オールディフェンシブ1stチームに選出され、1987年は最優秀守備選手賞にも輝いている。1986年には、J・ウォルター・ケネディ・シチズンシップ賞も受賞。 ■ポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか) 2002~06年、2008~12年と通算10度NBAオールスターに出場した経歴があり、2008年にはボストン・セルティックスでNBA制覇を成し遂げている。通算19シーズンで歴代19位となる2万6397点を記録。背番号34はセルティックスと母校であるカンザス大の永久欠番となっている。 ■ティム・ハーダウェイ(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか) 2000年のシドニー・オリンピックではアメリカ代表として金メダル獲得に貢献。NBAでは13シーズンにわたってプレイし、通算1万5373点を記録している。そのうち4シーズン連続で平均20点超えを達成していた。通算アシスト(7095)は歴代18位にランクインしている。 ■マーカス・ジョンソン(元ミルウォーキー・バックスほか) 1979~81年、1983年、1986年と通算5度NBAオールスターに出場。1979年にはオールNBA1stチームにも選出されている。通算11シーズンで平均20.1点、7.0リバウンドを記録。大学時代の1975年にはUCLAで全米制覇を成し遂げており、2013年にはカレッジバスケの殿堂入りを果たしている。 ■ベン・ウォーレス(元デトロイト・ピストンズほか) 2002年、2003年、2005年、2006年と4度最優秀守備選手賞に輝いた。オールディフェンシブチームにも5度、オールNBA2ndチームにも3度選出されており、2002年には平均リバウンドとブロックでリーグ最多を記録した。ピストンズに在籍していた2004年には優勝も経験している。 ■クリス・ウェバー(元サクラメント・キングスほか) 1994年に新人王に輝いたのを皮切りに、1997年、2000~03年と5度のNBAオールスター選出、オールNBA1stチーム入り(2001年)、同2ndチーム入り(1999年、2002年、2003年)など、数々のタイトルを獲得。1994年から2003年にかけて、9シーズン連続で平均20点以上をマークした。

WNBA

■ヨランダ・グリフィス(元WNBA選手) 1999~2001年、2003年、2005~07年と7度WNBAのオールスターに選出。アメリカ代表として2000年のシドニー・オリンピックと2004年のアテネ・オリンピックに出場し金メダルを獲得している。WNBAでは1999年にMVPと最優秀守備選手賞を受賞、2005年に優勝を経験している。 ■ローレン・ジャクソン(元WNBA選手) 2001~2003年、2005~07年、2009年と7度WNBAのオールスターに選出され、2003年、2007年、2010年にはMVPに輝いている。2004年と2010年にはシアトル・ストームで優勝を経験し、2010年はファイナルMVPを受賞した。オーストラリア代表として4度オリンピックに出場し、銀メダルを3個、銅メダルを1個を獲得した。

コーチ

■リック・アデルマン(元サクラメント・キングスHCほか) NBAのコーチとして30年以上のキャリアを誇り、ヘッドコーチとしては通算1042勝749敗(.582)を記録。勝利数は歴代9位で、60勝超えを2度、50勝超えを11度達成している。ポートランド・トレイルブレイザーズを指揮していた1990年と1992年に、チームをNBAファイナルに導いた。 ■ビル・ラッセル(元ボストン・セルティックス)※HCとして 前任のレッド・アワーバックの退任に伴い、1966年に選手兼任でNBA史上初の黒人のヘッドコーチに就任。1968、69年とセルティックスを2連覇に導いた。その後もシアトル・スーパーソニックスやサクラメント・キングスで指揮を執り、通算341勝290敗(.540)という戦績を残している。選手としては1975年に殿堂入り済み。 ■ジェイ・ライト(ビラノバ大HC) 2006年と2016年にNCAAの年間最優秀コーチ、2006年、2009年、2014~16年、2019年にビッグイースト・カンファレンスの最優秀コーチに選出された。またNCAAでは史上初めて、4シーズン連続で30勝以上を達成した。2016年と2018年にはビラノバ大を全米一に導いている。 ■マリアンヌ・スタンリー(WNBAインディアナ・フィーバーHC) カレッジとプロで40年以上にわたるコーチキャリアを誇る。カレッジでは通算416勝222敗(.652)を記録し、1983年、1985年、1996年と3度NCAAファイナル4に進出。1985年にはオールド・ドミニオン大で全米制覇を成し遂げた。2000年からWNBAのコーチに。2002年には最優秀コーチ賞を受賞している。 ■レタ・アンドリュース(高校のHC) 1962年から50年以上にわたって5つの高校を指揮しており、高校でのコーチとしての通算勝利数は歴代トップ。1990年にはチームをテキサス州のチャンピオンに導いている。1995年に高校バスケットボール殿堂、2010年に女性のバスケットボール殿堂入りを果たしている。

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