【NBAオールスター2021】驚異のFG成功率100%をマークしたヤニス・アデトクンボがMVPに輝く

日本時間3月8日(現地7日)、ステイトファーム・アリーナで開催された「NBAオールスター2021」は、最終スコアが170-150でチーム・レブロンが勝利した。MVPには、フィールドゴールを16本(うち3ポイントは3本)すべて沈め、わずか19分で35点、7リバウンド、3アシスト、1スティール、1ブロックを叩き出したチーム・レブロンのヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)が「Kia NBAオールスターゲーム・コービー・ブライアントMVPアウォード」に輝いた。アデトクンボがオールスターでMVPに輝くのは初めて。オールスターでFG試投数が10本以上でFG成功率100%というのは史上初、レギュラーシーズンMVP、オールスターMVP、最優秀守備選手賞の3つをすべて獲得したのはマイケル・ジョーダン、ケビン・ガーネットに次いで史上3人目という快挙である。 試合のフォーマットは昨年と同様、各クォーター毎に勝敗を決めるというもの。第4クォーターは第3クォーターまでの合計得点の高いほうのスコアに、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)の背番号である24を足したターゲットスコアに、先に到達したチームが勝者となる。 試合は第1クォーターで40-39、第2クォーターで60-41、第3クォーターで46-45と、チーム・レブロンがすべてのクォーターでチーム・デュラントに勝利した。第1クォーターでステフィン・カリーが3ポイントコンテストを制した勢いそのままに4本の長距離砲を沈めれば、第2クォーターはカリーとデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)がハーフコートショットを沈めたり、カリーとクリス・ポール(フェニックス・サンズ)がアリウープでダンクを叩き込むなど、チーム・デュラントを圧倒。前半終了時の合計得点は100-80だった。アデトクンボは11本のフィールドゴールをすべて沈めて24点をマークした。 第3クォーター終了時点で146-125とチーム・レブロンが21点リード。彼らの得点に24を加えた170点が、今年のターゲットスコアに設定された。時間無制限の戦いはチーム・デュラントが反撃を試みるも、チーム・レブロンはリラードのオフェンスで追随を許さない。最後は167-150の場面でリラードが40フィートの超ロング3ポイントを沈め、一夜限りの祭りは幕を閉じた。 チーム・レブロンはMVPに輝いたアデトクンボ以外に、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が13分の出場で4点、4アシスト、リラードが21分で3ポイント8本を含む32点、カリー22分で3ポイント8本を含む28点、4アシスト、2スティール、ポールが31分でゲームハイの16アシスト、3スティールを記録した。なお、ポールのオールスターでの通算アシスト数は128となり、マジック・ジョンソン(元レイカーズ)の記録を抜いて歴代トップとなった。 チーム・デュラントはブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)がチームハイの26点、カイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)が24点、12アシスト、ジェームズ・ハーデン(ネッツ)が21点、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)が21点をマークした。 2020-21シーズンの後半戦は、3月11日(同10日)から再開。八村塁が所属するワシントン・ウィザーズはメンフィス・グリズリーズ、渡邊雄太が所属するトロント・ラプターズは翌12日(同11日)にアトランタ・ホークスと対戦する。

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