日本時間3月4日(現地3日)、アマリー・アリーナでトロント・ラプターズ対デトロイト・ピストンズ戦が行なわれ、アウェイのピストンズが129-105で勝利した。ピストンズの連敗は3でストップ。ラプターズは連勝を逃した。 この試合、ラプターズはニック・ナースHC(ヘッドコーチ)をはじめ、パスカル・シアカム、フレッド・バンブリート、OG・アヌノビー、パトリック・マコー、マラカイ・フリンが、健康・安全プロトコルにより欠場を余儀なくされる。主力の多くを欠く中で、渡邊雄太は2月27日(同26日)のヒューストン・ロケッツ戦以来の出場機会、さらにNBAキャリア初の先発のチャンスを手にした。 渡邊は第1クォーターで7分10秒出場し、2リバウンドをマーク。第2クォーターは出番がなかったが、後半はポール・ワトソンと交代して開始時からコートに立った。リバウンドを2本奪ったもののシュートは決められず、残り8分33秒でディアンドレ・ベンブリーと交代すると、その後コートに戻ることはなかった。 渡邊はトータル10分プレイして4リバウンド(オフェンシブ・リバウンド1、ディフェンシブ・リバウンド3)、1ファウルを記録。フィールドゴールは計3本(うち3ポイント2本)を放ったが成功数はゼロ、プラスマイナスは-6だった。 なお、試合は第1クォーター終盤までクロスゲームとなったが、ピストンズが残り1分30秒で2点先行して以降は一度もリードを許さず。すべてのクォーターでラプターズの得点を上回った。 ラプターズは渡邊のほか、ノーマン・パウエルがゲームハイの36点、カイル・ラウリーが21点、6アシスト、アーロン・ベインズが13点、途中出場のクリス・ブーシェイが18点、8リバウンドを記録した。 ピストンズはウェイン・エリントンが25点、スビ・ミハイリュクが17点をマークした。さらに、メイソン・プラムリーが14点、11リバウンド、10アシスト、デニス・スミスJr.が10点、11リバウンド、11アシストと2人がトリプルダブルを達成。ピストンズで2人が同じ試合でトリプルダブルを記録したのは、1964年3月の試合でドニス・ブッチャーとレイ・スコットが達成した以来だった。 ラプターズは5日(同4日)に敵地TDガーデンでボストン・セルティックス、ピストンズは同じ日に敵地マディソン・スクエア・ガーデンでニューヨーク・ニックスと対戦する。