カイリー・アービングがスー族を公式訪問

ボストン・セルティックスのスター選手のカイリー・アービングと彼の姉が、亡き母がかつて住んでいたスタンディング・ロック・スー族の居留地を公式訪問した。 アービングと、彼の姉でモデルのエイシア・アービングは、 ノース・ダコタとサウス・ダコタの境界に住むスタンディング・ロック・スー族の居留地を訪れ、祖先に感謝を捧げるセレモニーに参加した。そのセレモニーは、長きに渡ってダコタに繋がる石油パイプライン建設に反対してきたスー族へのサポートの意味も含まれている。 満員の観衆の前で、アービング達にはラコタの名が授けられた。カイリー・アービングには『小さな山』を意味する『Hela』というラコタ名が授けられ、エイシア・アービングには『バッファローの女』を意味する『Tatanka Winyan』というラコタ名が授けられた。 アービングの亡き母、エリザベス・アン・ラーソン氏は、幼少期に養子に取られた際に部族を後にした。彼の亡き祖母と曽祖母も、この居留地と深い繋がりを持っている。 アービング達は、スタンディング・ロック・スー族のシールと、アービングの背番号の11番、そして『おかえり、カイリー・アービング』と書かれた緑色のTシャツを着た大勢のファンに熱烈な歓迎を受けた。 部族の長のマイク・フェイス氏は、「今日はスタンディング・ロックにとって本当に素晴らしい日だ。二人共、おかえりなさい」とアービング達に語りかけた。 セレモニーに参加したチャー・ホワイト・マウンテン氏は、「我々は、彼に自分の親族のことを知ってもらいたいんだ。我々は、決して彼のお金を目当てにしている訳ではない。彼は我々の家族なんだ」とコメントしている。 また、アービングのことを自分の甥だと考えているジェウェル・フェリックス氏は、彼が居留地を訪れると聞いて涙したそうだ。彼女は、「こんなことが現実になるなんて信じられない」と語っている。 アービングは、2017年1月に放送されたESPNのインタビューの中で、スー族と繋がりがあることに触れ、バスケットボールとは関係無く彼らとの繋がりを大切にしたいと考えていることを明かした。彼は、新しいシグネチャー・シューズにスタンディング・ロックのシールを付けることをナイキに要請している。また、彼は自身の首にスタンディング・ロックのロゴのタトゥーも入れている。 クリーブランド・キャバリアーズ時代の2016年に優勝を経験しているアービングは、オーストラリアで生まれ、ニュージャージー州のウェスト・オレンジで育った。彼は、名門デューク大で1年プレーした後に、2011年のNBAドラフト1巡目全体1位指名でキャバリアーズに入団した。

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