11月19日(日本時間20日)、チーム再建を目指すニューヨーク・ニックスが合計6選手との契約を解除したと発表した。これにより4000万ドル(約42億円)以上のキャップスペースを確保したと、『ESPN』は報じている。 ニックスの発表によると、チームはタージ・ギブソン、エルフリッド・ペイトン、ウェイン・エリントン、ケニー・ウーテン(2WAY契約)の4人をウェイブ(契約解除)。そして、ボビー・ポーティスとシオ・ピンソンに関しては、チームオプションを行使しなかった。 各選手の2020-21シーズンの推定年棒は、ギブソンが945万ドル(約9億8000万円)、ペイトンとエリントンがともに800万ドル(約8億3000万円)、ポーティスが1575万ドル(約16億3000万円)、ピンソンが170万ドル(約1億8000万円)で、ギブソン、ペイトン、エリントンの3人は来季年棒のうち100万ドル(約1億円)しか保証されていなかったと『ESPN』は伝えている。 また、同局のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、ニックスはユタ・ジャズからベテランセンターのエド・デイビスと、2023年のNBAドラフト2巡目指名権を2つ獲得。今季のデイビスのサラリーは推定500万ドル(約5億2000万円)なので、差し引いてもニックスには十分なキャップスペースが残ることになる。ニックスは、この空いた予算を利用して大物フリーエージェントの獲得を狙っていると噂されているが、その有力候補として、19日にプレイヤーオプションを破棄したゴードン・ヘイワードの名前が挙がっている。 今オフにフロントを刷新し、トム・シボドー新HC(ヘッドコーチ)を迎えたニックスが、チーム改革に向けて大きく動いている。