速報:ロケッツが遂にカーメロ・アンソニーを放出!!

ヒューストン・ロケッツが、金銭と引き換えにカーメロ・アンソニーをシカゴ・ブルズにトレードすることに合意したと、ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。 ウォジナロウスキー記者によると、アンソニーはブルズで試合に出場する可能性は無く、すぐに解雇されてフリーエージェントになる模様だ。 アンソニーがロケッツから退団することは、昨年11月中旬に双方合意の上で決定していた。10度のオールスター出場歴を誇るアンソニーは、昨夏にロケッツと1年2400万ドル(約2億7000万円)の契約を結んだが、今シーズンは10試合しか出場していない。 ロケッツは、ケネス・ファリードと契約するためにロスターの空きを作る必要があった。 アンソニーは、今年7月にオクラホマシティー・サンダーからアトランタ・ホークスにトレードされた後に解雇され、フリーエージェントとしてロケッツと契約した。 ロケッツは、1994年と1995年の2連覇以来となる優勝を果たすことを目指し、ゴールデンステイト・ウォリアーズを倒す切り札としてアンソニーを獲得した。しかし、彼らは今シーズンの開幕から6勝7敗と苦戦し、役割の減少を受け入れたアンソニーはドラフト外ルーキーのゲイリー・クラークに先発の座を奪われる形となっていた。 最終的に、少ない役割を与えるよりも、一思いに放出して別のチームでプレーさせる方がアンソニーのためになると、ロケッツは判断した。当時、ダントーニHCは「どうすれば物事が上手く運ぶか、我々は見極めなければならない。我々のやり方は彼に合っておらず、彼に不必要な犠牲を強いることになっていた。そんなことは、殿堂入りが確実な彼に対する正当な扱いではないし、彼に対して失礼なことだし、我々にとっても良いことではなかった。我々は上手くフィットしなかっただけなんだ」とコメントしていた。 10回のオールスター出場歴を誇る34歳のアンソニーは、直近の2シーズンは苦戦を強いられていた。サンダーで78試合に先発した昨シーズン、アンソニーはキャリア最低の1試合平均16.2得点という成績に終わり、今シーズンからは16年のキャリアで初めて控え選手の役割を受け入れていた。これまでの15年間のキャリアの全1054試合で先発を務めたアンソニーが、今シーズン出場した10試合中8試合で控えから出場していたのだ。 当時、ダントーニHCは、アンソニーの退団について以下のように話していた。「この夏、我々はホームランを狙ったが、それは失敗に終わったようだ。アンソニーは、彼が出来得る全てのことをやってくれた。彼はこのチームにいる間、とても良くやってくれた。今回はただ上手く行かなかっただけなんだ。私は、彼のプロフェッショナル精神に感謝している。彼は素晴らしかった。彼はチームに全てを捧げてくれた。今回はただ単に上手く行かなかっただけなんだよ。」 2003年のNBAドラフト1巡目全体3位でプロ入りしたアンソニーは、デンバー・ナゲッツやニューヨーク・ニックス等でプレーしたこれまでのキャリアで、1試合平均24得点6.5リバウンド3アシストという成績を残している。 アンソニーは、ロケッツからの退団が発表される直前の3試合を、病気を理由に欠場していた。彼がロケッツで最後にプレーしたのは、昨年11月8日の対オクラホマシティー・サンダー戦だ。サンダーに大敗したこの試合で、彼は2得点5リバウンドを記録している。

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