元ファイナルMVPのチャウンシー・ビラップスがクリッパーズのアシスタントコーチに就任へ

チャウンシー・ビラップスとラリー・ドリューが、ロサンゼルス・クリッパーズとアシスタントコーチの契約を結ぶ最終段階に入っているようだ。11月8日(日本時間9日)、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。 1997年のNBAドラフト1巡目全体3位指名でNBA入りしたコロラド大出身のビラップスは、キャリア通算1043試合で平均15.2得点、2.9リバウンド、5.4アシストを記録。2006年から2010年にかけて5年連続でオールスターに選出され、デトロイト・ピストンズ時代の2004年にはファイナルMVPを受賞している。2014年に現役を退いて以降はESPNの解説者として活躍。一時はインディアナ・ペイサーズのヘッドコーチ就任の噂もあったが、結果的にクリッパーズで親友でもあるタロン・ルー新HCをサポートすることとなった。 一方のドリューは、1992年からNBAでコーチ業を務めてきたベテランコーチで、アトランタ・ホークス(2010-11〜2012-13シーズン)、ミルウォーキー・バックス(2013-14シーズン)、クリーブランド・キャバリアーズ(2018-19シーズン)ではヘッドコーチを経験。2016年にはアシスタントコーチとしてルーHCを支え、キャバリアーズの優勝に貢献した。 カワイ・レナードとポール・ジョージを加えた昨季のクリッパーズは、レギュラーシーズンに49勝23敗の成績を残し、ウェスタン・カンファレンス第2シードを獲得。優勝候補の一角と目されたが、プレイオフではカンファレンス準決勝で3勝1敗とデンバー・ナゲッツを追い込むも、そこから3連敗を喫し、まさかの逆転負け。シーズン終了後には、それまで7シーズンにわたりチームを率いたドック・リバースHC(現フィラデルフィア・76ers HC)が退任し、その後任としてそれまでアシスタントコーチだったルーがHCに昇格した。 現役時代にリーグトップクラスの司令塔として鳴らしたビラップスが、プレイメーカー不足が指摘されるクリッパーズにどのような影響を与えるのか注目だ。

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