ウルブズとウォリアーズはドラフト指名権のトレードに前向きと米記者が報道

今年のドラフト1位指名権を持つミネソタ・ティンバーウルブズと、2位指名権を持つゴールデンステイト・ウォリアーズは、それぞれの指名権を駒にトレードすることを検討しているようだ。『SNY』の番組『The Putback with Ian Begley』に出演した『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、この2チームは「かなり積極的に」指名権を動かそうとしていると語っている。 「これまでのドラフトは、誰がトップ指名となるかはある程度予想がつくものだった。ただ今年はそれが分散され、現時点で3人の有力候補がいると見られている。また、上位指名権を持つチームに、どのようなトレードの選択肢があるかも気になるところだ。ミネソタとゴールデンステイトは、彼らにとって意味のあるものだと判断できれば、指名権をトレードすることにも積極的だ。それだけに面白いドラフトになると思う」 今年のドラフトでは、ジョージア大のアンソニー・エドワーズ、メンフィス大のジェームズ・ワイズマン、ニューオーリンズ・ペリカンズに所属するロンゾ・ボールの弟、ラメロ・ボール(イラワラ・ホークス/NBL)らの名前が1位指名候補として挙がっている。 しかし、1位指名権を持つウルブズにはセンターのカール・アンソニー・タウンズと、ガードのディアンジェロ・ラッセルというオールスター級の若手スター選手がおり、前述のドラフト候補生3人はチームのニーズには合わないと見られている。また、『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者によると、ワイズマン自身も同じポジションのタウンズ擁するウルブズに指名されることには難色を示しているという。同様にエドワーズとボールにとっても、役割が被るラッセルがいる状況は好ましいものではないかもしれない。 そして、それは2位指名権を持つウォリアーズにも同じことが言える。ステフィン・カリーとクレイ・トンプソンというNBAを代表するバックコート・デュオを擁するため、ウォリアーズがエドワーズとボールを指名する必要性は低い。センターは人材不足だが、早い段階で再び優勝候補に戻ることを目指すウォリアーズにとって、実力未知数のルーキーであるワイズマンより、指名権を駒に実力者を獲得する方が得策だという話も出ている。 特に、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大学の試合や大会の中止が相次ぎ、ドラフト候補選手の情報が通常よりも少なかったため、NBAチームがドラフトで指名する選手を見定める材料が少なかった。また、昨季のザイオン・ウィリアムソンのようなビッグネームがいないため、ウォジナロウスキー記者が「面白いドラフトになる」と語るように、今年は指名権を絡めたトレードが多く起きると予想されている。 今年のNBAドラフトは11月18日(日本時間19日)に開催される。

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