ロサンゼルス・レイカーズは、10月11日(日本時間12日)に行われたマイアミ・ヒートとのNBAファイナル第6戦を106-93で制し、10年ぶり17度目のリーグ制覇を果たした。20年にわたりレイカーズの顔として活躍したコービー・ブライアントが不慮の事故で今年1月に亡くなったこともあり、今季の優勝はチームやファンにとって特に意義深いものとなったことだろう。 優勝決定直後から「コービー!」チャントがロサンゼルス市内で巻き起こるなど、地元チームの優勝に歓喜したファンたちだったが、恒例の優勝パレードを見られるのはもう少し先になりそうだ。10月12日(日本時間13日)、レイカーズはチームの公式ツイッターアカウントにて、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、イベントの開催を延期すると発表した。
「私たちはファンと一緒に優勝を祝福することが待ちきれません。地元自治体と協議した結果、安全が確保でき次第、優勝パレードを開催することで私たちは合意しました。レイカーズ・ネーション、サポートありがとうございます!」 レイカーズが優勝を果たした11日、約1000人のファンがロサンゼルスのダウンタウンや、レイカーズの本拠地ステイプルズ・センターに集結してチームを祝福した。しかし、『ESPN』によると、この集会は平和に開始されたものの、途中から一部のファンが暴徒化。警官にガラスや瓶などを投げつけた76人が逮捕されたとしている。 この事態を受け、ロサンゼルス市長のエリック・ガルセッティ氏はツイッターにて「集団で集まるのはまだ安全ではないことを忘れないでください」と冷静になるようファン達へ呼び掛けた。 レイカーズ、ファン、そして天国から見守っているコービーのためにも、いち早く新型コロナが収束し、優勝パレードが開催されることを願いたい。