カーメロ・アンソニーがロケッツ時代を回顧「彼らは自分にただのシューターになることを求めた」

ポートランド・トレイルブレイザーズのカーメロ・アンソニーが、自身が引退の危機に直面するきっかけとなった2018-19シーズンのヒューストン・ロケッツでのプレイを振り返った。 通算10度のオールスター選出を誇るアンソニーは昨シーズンに移籍したロケッツで、ジェームズ・ハーデン、クリス・ポール(現オクラホマシティ・サンダー)とともにリーグ制覇を目指したが、わずか10試合出場したのち構想外に。2019年1月にシカゴ・ブルズへとトレードされると、そこでは1試合もプレイせずに解雇され、その後は所属先が見つからずNBAの舞台から長らく遠ざかっていた。 しかし、主力の負傷離脱による戦力不足に陥ったブレイザーズと昨年11月に契約を結ぶと、58試合で平均15.4得点、6.3リバウンドと健在ぶりをアピール。特にフロリダ州オーランドのバブル(隔離地域)で開催された再開シーズンでは、幾度もクラッチショットを決めるなど、印象的なプレイを披露してチームのプレイオフ出場に貢献した。

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選手としてのキャリアを再起させたアンソニーは、JJ・レディック(ニューオーリンズ・ペリカンズ)のポッドキャスト『The Old Man & The Three』に出演し、ロケッツ時代を以下のように振り返っている。 「ヒューストンに行くと、のけ者になったような気分になる。でも、CP(クリス・ポール)がいて、PJ(タッカー)とジェームズ(ハーデン)がいて、俺らはどうにか上手くやっていく予定だった。自分がチームに必要なピースだと感じていた。しかし、チームの考えは違った。コーナーで待っているスポットアップシューターになることを求めたんだ。コーナーに走って、ボールが来るのを待つだけ。ただ、それは機能しなかった」 「彼らには『(ディフェンダーが)スイッチしたら、ボールをくれ』と言っていた。俺はボールを触ることが必要なんだ。自分はそうやってリズムを掴む選手。ベンチから出てきて、3ポイントを3本連続で打つだけなんてできない」 持ち味を活かせる起用法でなかったことが、ロケッツとすぐに袂を分かつ結果になったと語ったアンソニー。その一方で、ブレイザーズでは加入前からその心配はなかったと明かす。 「ポートランドが俺のことを必要だと言ってくれたことで、このチームこそ自分が居るべき場所だと思えたんだ。そして『テリー(ストッツHC)、俺の役割はどうなる? 入る前に知る必要があるんだ』と聞いたら、彼はすべて明確に話してくれた」 ブレイザーズで輝きを取り戻したアンソニーは、オフにFAとなる。居心地の良さを感じているブレイザーズ残留が基本路線と見られているが、一部では古巣のニューヨーク・ニックスが狙っているとの噂もあるだけに、その去就には注目が集まる。

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