昨シーズンのMIPが更なる飛躍を目指す!

昨シーズンのMIP(最も成長した選手)が、更なる飛躍を目指しているようだ。マネージメント会社を変更し、新たにPR会社を雇うことで、コート外のサポート体制を強化したビクター・オラディポだが、バスケットボールが彼の最優先事項であることに変わりはない。 Indianapolis StarのJ・マイケル記者が、オラディポの個人ジムがあるマイアミに飛び、彼の夏の練習を取材した。 「昨シーズン、キャリアハイの1試合平均23.1得点を稼ぎ出したオラディポのプレーを支えたのは、ディフェンダーを抜き去る加速力と、急激に減速し、飛び上がり、バランスを崩さずにジャンパーを沈める能力だ。それは、決して簡単なプレーではない。オラディポのプルアップ・スリーポイントシュートの確率は46.6%(103本中48本成功)で、ステップバック・スリーポイントシュートの成功率は36%(25本中9本成功)だった。彼の通常のジャンプシュートの確率は34.1%(425本中145本成功)で、通常のスリーポイントシュート成功率は34.4%(302本中104本成功)だ。こう見ると、彼にはまだまだ成長の余地があるようだ。トレーナーのスタンホープ氏は『彼にはこれまで基本スキルの習得をさせてきたから、今はより難易度の高いスキルを練習させているところだ。彼は全てを吸収している。我々が新しいドリルを提案しても、彼はたった1回でそれを理解して習得してしまうんだ。彼のような高い集中力を持った選手は初めてだ。凄いことだよ』と、オラディポのことを高く評価している。同じくトレーナーを務めるのワトソン氏は、オラディポに疲れが見えはじめると、4つの言葉を叫んで彼のやる気を取り戻させるそうだ。ワトソン氏は『彼は偉大な選手になろうとしている。我々が今いる場所や、彼の義務は関係ない。彼自身が練習したがっているんだ。全てはスケジュールで管理されている。彼はパーティーをしに来たんじゃないんだ。彼が疲れて動きが鈍ってきたら、俺は彼に”コービー(ブライアント)なら、こんな時どうする?”って言ってやるんだ。すると、彼は全く違うレベルにステップアップするんだ。」 Boston Globeのゲイリー・ワッシュバーン記者は、インディアナ・ペイサーズのネイト・マクミランHC(ヘッドコーチ)に、チームが昨シーズンに大きく飛躍した秘訣について聞いた。以下は、ワッシュバーン記者のリポートだ。 レブロン・ジェームズがウェスタン・カンファレンスのロサンゼルス・レイカーズに移籍したことで、イースタン・カンファレンスはより激戦になることが予想される。ボストン・セルティックスが一歩抜けているのは確かだが、昨シーズン、セルティックスから2勝をあげているペイサーズも侮れない。 マクミランHCは、来シーズンの展望について以下のように語っている。 「我々は、決してリーグの情勢に左右されず、常に自分のチームのことに集中している。昨シーズン、人々は我々ペイサーズが下位に沈むと予想していた。今シーズンは、クリーブランド・キャバリアーズが酷評されるだろう。だが、俺たちはキャバリアーズを過小評価しない。彼らは依然として十分な戦力を持っている。負傷者が戻ってくるセルティックスは、更に選手層が厚くなる。トロント・ラプターズは、来シーズンの結果を受けて更にハングリーになっているはずだ。だから、イーストは凄い混戦になるはずだよ。レブロン(ジェームズ)がウェストに行ったからイーストは楽になるっかって?そりゃあ、そうさ。彼がウェストに行ってくれて我々は嬉しいよ。だが、そういった周りのことに左右されず、自分達のチーム作りに集中しないといけないんだ。昨シーズンと同じような良いバスケットボールをし、更にそれをレベルアップさせることことが、我々に課せられた挑戦なんだ。」

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