ゴールデンステイト・ウォリアーズが110対93でメンフィス・グリズリーズを下した現地12月17日の試合で、ステフィン・カリーが球団史上5人目となるレギュラーシーズン通算15000得点突破を果たした。 これまでにレギュラーシーズン通算15000得点を突破しているウォリアーズの選手は、ウィルト・チェンバレン(17783得点)、リック・バリー(16447得点)、ポール・アライジン(16266得点)、クリス・マリン(16235得点)の4人だけだった。 しかしスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、カリーがそのような記録に興味が無いことを知っているようだ。 「彼はすぐに16000得点にも到達するだろうが、それでも得点記録に興味を持つことは無いだろうね。彼はとても聡明な選手なので、日々の練習に真摯に取り組んでいるんだ。そして、彼はウォリアーズの全てを変えた。ステフのような男はそうそう現れないよ。我々が今のような成功を収めたのは彼のおかげだ。彼が原動力となり、今のウォリアーズが作り上げられたんだ。」 カリーの記録達成を目の当たりにしたグリズリーズのJB・ビッカースタッフHCは、試合後に以下のように語っている。 「私は、彼がいかにしてショットを生み出しているかという点に感銘を受けている。彼はいつもワイド・オープン(完全にフリーな状態)でキャッチ&シュートをしている訳ではない。彼は自らのハンドリングでショットを生み出しているんだ。彼は、左手のシュート、フローター・ショット、ドリブルからのスリーポイントシュートといった3種類の難しいシュートを全て決めることができる。しかも、彼はハーフコート・ライン周辺からでもシュートを決められる。彼はあらゆる方法でボールをバスケットに入れることができるんだ。彼ほどのショット・クリエイト能力を持つ選手は、世界中を探しても片手で数えられる程しかいないだろう。」