プロ入り8シーズン目のカイリー・アービングは、ビンス・カーターやダーク・ノビツキーらのように20シーズン以上現役でプレーするつもりはないようだ。 ESPNのティム・ボンテンプス記者のインタビューに答えた26歳のアービングは、30歳代の前半に引退したいという意向を示した。 アービングは、試合当日の朝のシュートアラウンド後のインタビューで、笑顔を見せながら以下のように語ったそうだ。 「俺は30歳の前半に現役を引退したいんだ。俺は、バスケットボール自体は愛しているけれど、それだけが人生の全てではないからね。バスケットボールは人生の一部でしかないんだ。もちろん、俺は試合を楽しんでいるし、チームメイトと毎試合一緒にプレーすることも楽しんでいるよ。」 5度のオールスター出場歴を誇るアービングは、長いNBAシーズンを戦う選手達にかかるストレスやプレッシャーについても明かしてくれた。 「あまり詳しいことまでは話せないけれど、俺達選手が毎試合のように抱えている感情について知ってもらいたい時が時々ある。俺達は、全ての試合で最高のプレーをしようと考えているし、『明日は今日よりも沢山得点したい』という意識を持っているから、毎試合ストレスを感じているんだ。これはとても大変なことだが、何度も優勝し、自分自身の目標を達成するためには避けては通れない犠牲なんだ。」 アービングは、これまでのキャリア通算で1試合平均22得点5.5アシスト3.5リバウンド、フィールドゴール成功率46.3%という成績を残している。