マーケル・フルツのトレードはあるのか?!

ここ数シーズンに渡り、フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)の若手選手は怪我に悩まされる傾向が続いていた。昨年のドラフト1巡目全体1位でシクサーズに入団したマーケル・フルツも例外ではない。現地11月20日、フルツは、チームドクターではなく専門医による肩の診断を受けるまでは、試合はおろかチーム練習にも参加しないことを表明した。 翌21日(現地時間)、The Athleticのジャレッド・ワイス記者、デレック・ボドナー記者、サム・アミック記者の3名が、フルツが肩だけではなく手首にも故障を抱えていることを明らかにした。加えて、The Athleticの記者達は、フルツがシクサーズ以外のチームで再スタートを切りたいと望んでいるとも報じた。 しかし、フルツのエージェントのレイモンド・ブラザーズ氏はESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者の取材に対して以下のようにコメントし、フルツ側からシクサーズにトレード要求をした可能性を真っ向から否定した。 「我々の側からエルトン・ブランドGM(ゼネラルマネージャー)にトレードを要求したことは1度もない。私が望んでいるのはフルツが1日も早く健康になることだけだ。」 ブラザーズ氏によると、フルツは来週中にニューヨークにいる専門医の再検査を受けることになっているため、その診断結果が判明するまでは彼には一切バスケットボールをプレーさせないと決めたそうだ。 フルツが肩を再検査することについて、ブレット・ブラウンHC(ヘッドコーチ)は以下のようにコメントしている。 「彼が肩を再検査するというニュースには驚いた。もし彼の怪我が本当に深刻なら、我々は彼を全力でサポートするつもりだ。」 ブランドGMは、フルツのエージェントのブラザーズ氏が「肩の検査結果が判明するまでは、フルツは練習に参加しないし試合にも出場しない」と主張していることを明かした。 ブランドGMは、フルツが肩の故障を抱え続けていることには気付かなかったと語っている。彼は、フルツから「もう肩の故障には悩まされていない」と聞かされていたそうだ。 ブランドGMは、「我々が行った医学的検査では、彼がプレーできなくなるような故障は見受けられなかった。彼は昨晩もプレーしたし、2日前にもプレーした。ジミー・バトラーが移籍してきてから彼は先発の座を降ろされたが、それでも彼は良いプレーを続けていた。彼が様々な問題を乗り越えてプレーする姿に、私は感銘を受けていた。彼にとって最善の結果が出ることを祈っている」とコメントしている。 昨シーズン、肩の怪我により14試合にしか出場できなかったフルツは、怪我の影響でシュートフォームが不自然になったことでNBAの話題をさらってしまった。実際、昨シーズンの彼のフリースロー成功率は50%を下回っていた。 今シーズン開幕前のトレーニングキャンプで、フルツは以下のように語っていた。 「今夏、俺は、スキルトレーナーのドリュー・ハンセンの指導のもと、様々なトレーニングを積んできた。肩の状態も万全だから、俺は自信に満ち溢れているんだ。」 その自信とは裏腹に、フルツは今シーズンも苦しみ続けている。彼は、今シーズンここまでの19試合で1試合平均22.5分間プレーし、平均8.2得点(フィールドゴール成功率41.9%)、3.7リバウンド、3.1アシストという成績に甘んじている。

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