インディアナ州に建設される博物館に、インディアナ出身のNBAレジェンドのラリー・バードに関する展示が設置されるようだ。 インディアナ州のエリック・ホルコム知事が、インディアナ州西部のテレホートに建設予定のコンベンションセンターの一角に博物館を併設することを発表した。バードは、この博物館に、ボストン・セルティックス時代やインディアナ州立大時代、そしてアメリカ代表時代の貴重な品々を寄贈するようだ。 ホルコム知事は、『インディアナの人気者”ラリー・ザ・レジェンド”』の展示により、この博物館が世界中の注目を集めると期待している。ホルコム知事は、この博物館の建設に関して以下のようにコメントしている。 「フーシャー(インディアナ州の住民)の勤勉さや決意の固さや飽くなき探究心を象徴する博物館がテレホートに建設されるなんて、最高の組み合わせだ。完成が待ち遠しいよ。」 バードはインディアナ州のフレンチリックで育った。彼は、テレホートにあるインディアナ州立大のスター選手として活躍し、1979年にはチームをNCAAトーナメント決勝にまで導いた。だが、その時に彼らを破ってNCAAチャンピオンに輝いたのは、バードの生涯のライバルとなったマジック・ジョンソン率いるミシガン州立大だった。 その後、バードはNBAで選手、コーチ、エグゼクティブとして活躍を続けた。1984年にセルティックスをNBAチャンピオンに導いた時、彼はその栄冠をテレホートに捧げた。彼は、セルティックスで合計3回のNBAチャンピオンに輝いている。 博物館の建築計画はまだ固まっていないが、バードの人生とバスケットボール・キャリアを紹介するインタラクティブな展示も設置される予定だという。 コンベンションセンターの建設は来年の春に始まる見込みだ。ヴィゴ・カウンティー・首都改善委員会は、今回のプロジェクトのためにSCO建築と160万ドル(約2億円)以上の契約を結んだそうだ。