レブロン・ジェームズがキャンプ初日からリーダーシップを発揮!!

『レブロン・ジェームズの時代』を迎えたロサンゼルス・レイカーズの今シーズン最初のトレーニングキャンプは、主にディフェンスと新しいプレーコールの確認に費やされた。そして、その練習は、もはやチームの伝統にもなっているスリーポイントシュート大会で締めくくられた。 ジェームズ自身はスリーポイントシュート大会には参加しなかったのだが、彼は、同じくレイカーズに新加入した7フッターのベテラン・センター、ジャベール・マギーのシュート力に目を見張ったそうだ。ちなみに、マギーはこれまでの10年のNBAキャリアで1本しかスリーポイントシュートを成功させていない。 レイカーズがジェームズを中心として1つのチームとしてまとまるには、これから数週間はかかるだろう。だが、ジェームズは、チームが既に正しい方向に向かって進んでいると感じているようだ。しかも彼らは、その行程が楽しみに満ちたものになると予想している。 ジェームズは、チームの今後の展望について以下のように語っている。 「俺は辛抱強いタイプではないが、今回ばかりは我慢しないといけないだろうな。何せ、今回は俺にとって新たなスタートになるんだからな。今シーズン、俺は新たなシステムの下でプレーすることになる。俺はバスケットボールをプレーする方法は良く理解しているが、新しいチームには新しいチームのやり方があるからね。だから、俺自身だけでなくチームメイトも辛抱する必要があるだろう。」 レイカーズのルーク・ウォルトンHCとジェームズは、共に2003年にNBA入りした『同期組』の関係だ。現地9月30日にサンディエゴで行われるプレシーズンゲーム初戦に向け、レイカーズは、トレーニングキャンプ最初の2日間に毎日2度の練習とスクリメージ(試合形式の練習)を予定している。 ジェームズは、新しい街に馴染む過程を楽しんでいるようだ。 「俺達は、優勝するためにこの街に集結したんだ。もちろん、優勝こそが最終目標だが、優勝チームになるには、コート内外で良い習慣を作っていく必要がある。そういった意味で、全員が『仕事モード』でキャンプにやって来たのは良い兆候だ。夏休み気分の選手は1人もいなかったからね。新しいバスケットボールのシーズンを迎える今の時期は、俺達にとって凄く良い時期なんだ。ちょうどNFL(全米アメリカンフットボール・リーグ)も4週目だし、スポーツ・ファンにとっても最高の季節だ。」 これまで、どのチームに在籍しても必ずチームの中心選手になってきたジェームズは、レイカーズでも早速リーダーシップを発揮しているようだ。だが、彼は、同じくベテランのレイジョン・ロンドやランス・スティーブンソンにも同様の役割を果たしてもらいたいと考えているようだ。 ロンドは、ジェームズのリーダーシップについて以下のようにコメントしている。 「彼はレブロンだ。その名前が全てを表している。コート内外において、彼は長年このリーグのリーダーであり指導者であり続けてきた。彼のコート外での成功は、多くの選手の憧れだ。彼自身も、彼の役割を享受している。キャリアを通じて、彼はあらゆるプレッシャーを受け入れ、それらを乗り越えてきたんだ。」 ジェームズのことを昔から良く知るウォルトンHCは、トレーニングキャンプ初日から彼がリーダーシップを発揮したことに感銘を受けたようだ。コービー・ブライアントの引退以降、レイカーズはコート上のリーダーが不在の状態が続いていた。しかし、ジェームズや新加入のベテラン選手達が、勝者のメンタリティーを若いレイカーズに植えつけようとしているようだ。 ウォルトンHCは、ジェームズのリーダーシップを以下のように讃えている。 「キャンプ初日から、彼は斬新なアプローチを披露してくれた。彼の一声でチームが一丸となった。我々の旅は今日から始まる。我々は、今日の練習成果に非常に満足している。」

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