アンソニー・デイビスの発言で暗雲に包まれるレイカーズ

アンソニー・デイビス獲得の為に大量のアセットを放出したロサンゼルス・レイカーズは、デイビスがチームの顔として長期的に活躍する事を期待しているはずだ。 しかし、ESPNのレイチェル・ニコルス記者とのインタビューでは、来季に集中していてそれ以外は何も考えていないと語ったデイビスとあってレイカーズのフロントオフィスに不安がよぎった事だろう。 レイカーズの記者会見で、デイビスについて今後10年間レイカーズの柱となるだろうと述べたロブ・ペリンカGM(ゼネラルマネージャー)の期待にブレーキをかける様に、デイビスはニコルス氏のインタビューに以下の通りコメントしている。 「今は来季の事だけに集中しているよ。その後はどうなるか分からない。ここ(レイカーズ)で残っている1年間をチームが優勝できるようにベストを尽くすだけだ。その後の事は、来季が終わってからまた聞いてくれ。」 このように、来季以降レイカーズと再契約を結ぶ決意を一切表明していないデイビスは、「Chicago Tribune」とのインタビューで、さらにレイカーズの不安を煽る事となった。 デイビスの生まれ故郷であるシカゴでプレーする可能性について尋ねられると、彼は以下の通り回答した。 「そうだね、何といってもホームタウンだからね。もしその機会が訪れるとしたら間違いなく検討するよ。」 レイカーズへの長期的なコミットメントについては一切語らなかったデイビスは、シカゴ・ブルズへの興味を示す内容のコメントを残した。レイカーズからしてみれば、デイビスが絡んだ大型トレードで、ロンゾ・ボール、ブランドン・イングラム、ジョシュ・ハートといったカイル・クーズマ以外の全てのヤングコアと3つのドラフト1巡目指名権をニューオーリンズ・ペリカンズに放出したのだからデイビスの一連のコメントに頭を抱えていることだろう。 デイビスが言う様に、今は来季にチームが優勝する事が一番の優先順位だろう。だが、その間にレイカーズのフロントオフィスは、来オフにFAとなってしまうデイビスが再契約をしたいと思えるチームにする事も必要なようだ。 果たしてデイビスとレイカーズを取り巻く来年のオフシーズンはどうなるのだろうか。 スポヲタ:ビタラフ アドル

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