ミネソタ・ティンバーウルブズのトレード騒動はまだ収束しないようだ。 先日ティンバーウルブズにトレード要求をしたジミー・バトラーが、メディアデーを欠席することをチームから許可されたようだ。ティンバーウルブズは、バトラーの件に関する対応に追われている最中だ。 ティンバーウルブズの内部では、バトラーを残留させようと考えているフロントと、彼をトレードすべきと考えるオーナー側との間で意見の食い違いも起きている。 トム・シボドー球団社長兼HC(ヘッドコーチ)を中心とするフロント側は、NBA各チームに対して「バトラーをトレードするつもりはない」と伝えている。シボドーHCは、なんとかバトラーを残留させて2年連続のプレーオフ進出を達成したいと考えている。 一方で、NBA理事会のミーティングに出席したオーナーのグレン・タイラー氏はバトラーの放出を前向きに考えており、他チームの関係者に対し「バトラーのトレードについては、私に直接連絡しなさい」と伝えたそうだ。 先日、バトラーはチームにトレードを要求した。彼が希望した移籍先は、ロサンゼルス・クリッパーズ、ニューヨーク・ニックス、ブルックリン・ネッツの3チームだ。 何にせよ、4度のNBAオールスター出場歴を誇るバトラーは、ミネソタを出たがっている。バトラーはチームメイトのカール・アンソニー・タウンズとアンドリュー・ウィギンズの2人と上手くいっておらず、もし今シーズン中にトレードされなかった場合、来年のオフに彼がフリーエージェントとしてチームを去ることは濃厚だと、ウォジナロウスキー記者は指摘している。オーナーのタイラー氏は、今回と同様の状況で、ケビン・ガーネットとケビン・ラブという大物を放出した過去がある。 ティンバーウルブズに移籍して1年目の昨シーズン、バトラーは59試合に出場して1試合平均22.2得点5.3リバウンド4.9アシストを記録した。