日本時間6月20日(現地19日)、インディアナ・ペイサーズはホームでオクラホマシティ・サンダーとのNBAファイナル2025第6戦を戦い、108-91で快勝した。右ふくらはぎの肉離れで出場が危ぶまれていたタイリース・ハリバートンは先発し、14点をマークした。シリーズは3勝3敗のイーブンとなり、2016年以来の開催となる最終第7戦で勝負が決することとなった。 後のないペイサーズは、オビ・トッピンが20点、アンドリュー・ネムハードが17点を記録。さらにパスカル・シアカムが16点、13リバウンドのダブルダブル、TJ・マッコネルが12点、9リバウンド、6アシスト、4スティールを記録するなど、先発・控えを問わず多くの選手が活躍した。試合も第2クォーター序盤までは接戦だったが、その後点差を広げ最大31点のリードを奪った。 ハリバートンは「ただホームを守りたかっただけだ。自分たちのホームで相手が優勝を祝うのを見たくなかった。崖っぷちに立たされたけど、自分たちはその状況に対してとにかくやり切っただけ。チーム全体の努力の賜物だ」と、プライドを覗かせた。 サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(以下SGA)は21点を挙げたものの、大量リードを奪われた第4クォーターはSGAを含むスターターをベンチに下げた。また、SGAは自己ワーストタイとなる8つのターンオーバーを記録。『ESPN』によると、過去40年のNBAファイナルにおいてもワーストタイだったという。また、SGAのターンオーバー数がフィールドゴール成功数(7/15)を上回ったのは、2022年12月以来だった。 サンダーのマーク・デイグノートHC(ヘッドコーチ)は、「インディアナに敬意を表する。彼らは勝利に値した。ほとんどの時間で我々を上回っていた。彼らはコートに出て、積極的に試合に臨んでいた」とペイサーズの粘りを称賛した。一方で自分たちについては、「我々は非常に不甲斐ないパフォーマンスを見せてしまった」と振り返っている。 なお、NBAファイナルにおける第7戦では、ホームチームが15勝4敗と大きく勝ち越している。しかし直近の例である2016年では、アウェイのクリーブランド・キャバリアーズがゴールデンステイト・ウォリアーズのホーム、オラクル・アリーナで勝利し優勝を決めている。 第7戦は6月23日(同22日)に行なわれる。