ロサンゼルス・レイカーズを所有するバス一家が、過半数の株式をマーク・ウォルター氏に売却する契約を結ぶようだ。『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。評価額は100億ドル(約1兆4500億円)で、アメリカのプロスポーツ史上最高額になるという。 シャラニア記者によると、バス一家は売却後も少数の株式(約15%)を所持し続けるとともに、ジーニーは引き続きレイカーズのフロント職に残るようだ。 今回バス家から株式を購入するウォルターは、MLBロサンゼルス・ドジャースのオーナーとして知られる実業家で、WNBAのロサンゼルス・スパークスなど多くのスポーツに投資していることでも知られる。 レイカーズは1979年に故ジェリー・バスがジャック・ケント・クックから6750万ドルで購入して以来、バス家が所有していた。当時の取引には、NHLロサンゼルス・キングスとザ・フォーラムも含まれていた。バス家が所有後、レイカーズは11度の優勝を果たしている。 2013年にジェリーが亡くなった後、チームは彼の子どもたちに引き継がれ、娘のジーニーがレイカーズのオーナーを務めてきた。 チームOBのマジック・ジョンソンは、2012年にドジャースを購入したウォルターの投資グループの一員でもある。自身のSNSで今回の買収を支持するとともに、レイカーズファンは「熱狂するはず」とポストした。 「彼は勝利、卓越性、そしてあらゆることを正しく行なうことに突き動かされている。そして彼は、勝利に必要なリソースを投入する。ジーニーがマーク・ウォルターにチームを売却した理由は理解できる。彼らは競争心が強く、心が広く、恩返しをすることを好み、どちらも舞台裏にいることを好むという点でそっくりだからだ。これらはすべて理にかなっている。世界中のレイカーズファンにとってとても幸せなことだから嬉しいよ」 近年では、マーク・キューバンがダラス・マーベリックスの過半数株式を35億ドル、ウィック・グルースベックがボストン・セルティックスを61億ドルで売却している。