ペイサーズのタイリース・ハリバートンがトリプルダブル　ニックスは崖っぷちに

日本時間5月28日（現地27日）、インディアナ・ペイサーズはホームでニューヨーク・ニックスとプレイオフ・カンファレンス決勝第4戦を戦い、130-121で勝利した。ペイサーズはシリーズ3勝1敗とし、NBAファイナル進出に王手をかけた。 ペイサーズはタイリース・ハリバートンが驚異のスタッツを叩き出す。久々に父ジョンが会場で見守るなか、32点、12リバウンド、15アシストというトリプルダブルをターンオーバー0で記録したのだ。さらに4スティールもマークしている。 なお、プレイオフの試合で30点、10リバウンド、15アシスト以上を記録したのは、オスカー・ロバートソン（元シンシナティ・ロイヤルズほか）と二コラ・ヨキッチ（デンバー・ナゲッツ）しかいない。また、それをターンオーバーなしで達成したのは、ハリバートンが初となる。 偉業を成し遂げたハリバートンだが、「後で振り返る。今大事なのは勝つことだけ」と語った。 第3戦では100ｰ106で敗れたペイサーズだったが、この第4戦に向けてかなり準備をしてきたという。リック・カーライルHC（ヘッドコーチ）は、「昨日フィルムの分析をした。楽しくはなかったよ。我々は第3戦で物事が本来あるべき方向とは異なる方向に進むことを許してしまった。今夜、それを我々が望む方向に変えることを決意したんだ」と、試合後に明かした。 ニックスはジェイレン・ブランソンが31点、カール・アンソニー・タウンズが24点、12リバウンド、OG・アヌノビーが22点をマークした。しかし、第3戦のように2桁のビハインドから立ち直ることができなかった。 なおこの第4戦には、先日ニューヨークでハリバートンのユニフォームを着ていた際、街中でニックスファンからゴミを投げつけられた動画がSNSで話題となった消防士のハンス・ペレス氏が、ハリバートンに招待され試合観戦に訪れていた。さらにハリバートンから、サイン入りのユニフォームも贈呈されている。 第5戦は30日（同29日）にニックスの本拠地で行なわれる。

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