日本時間5月25日(現地24日)、ミネソタ・ティンバーウルブズはオクラホマシティ・サンダーとプレイオフ・カンファレンス決勝第3戦を戦い、143-101で快勝した。ホームでようやく1勝目を挙げたウルブズを牽引したのはアンソニー・エドワーズだ。わずか30分の出場で試合最多の30点を記録。チームが圧勝していたこともあり、第4クォーターはベンチで戦況を見守った。 試合後、エドワーズは勝利の要因として「(守備では)プレッシャーをかけ、自分はできるだけシュートを打つこと」と明かした。 エドワーズは第1クォーターからエンジン全開だった。フィールドゴールを8本中6本沈めるなど16点を記録。サンダーがチーム全体で挙げた14点を1人で上回った。試合を通してもフィールドゴールを17本中12本成功。3ポイントも8本中5本沈めた上に、9リバウンド、6アシスト、2スティールもマークした。 第2戦までは3ポイントが17本中4本しか入っていなかったが、「第2戦ではリズムには乗っていたと思う。ただ、3ポイントが入らなかっただけ。ジムに戻って、シュートが入るのを見て、自分を信じ続ける。それだけだ」と、自信を持って打ち続けたと語った。 なお、エドワーズがプレイオフで30点超えを達成したのは15度目。23歳以下の選手としては、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ:21試合)、コービー・ブライアント(元レイカーズ:17試合)、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ:17試合)、ルカ・ドンチッチ(レイカーズ:17試合)に次いで、史上5番目に多い記録となる。 サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーも、「彼は序盤に簡単なシュートをいくつか決めた。彼のような優れた選手には、序盤で楽をさせてはいけない。そうするとあのようなことになる」と、エドワーズの活躍を認めた。 試合後エドワーズは、記者団から今回の勝利でシリーズの流れが変わったと感じるか問われると、「いや」と答えつつ、油断せずに次の1勝にフォーカスしていると語った。 「まだ負けている。たった1勝だ。調子に乗ってはいけない。落ち込んでもいけない。次の1勝を挙げようとするだけだ。彼らはNBAで最高のチームなんだ。とてもタフだろうけどもう1回勝たないと」 ウルブズとサンダーによる第4戦は、27日(同26日)に再びミネソタで行なわれる。