「オフシーズンを最大限に活用するつもり」 ウォリアーズのステフィン・カリーが来季に向けて気持ちを切り替える

日本時間5月16日（現地15日）、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが記者会見を行なった。前日に行なわれたミネソタ・ティンバーウルブズとのプレイオフ・カンファレンス準決勝第5戦に敗れ今季終了となった一因に、第1戦で右ハムストリングを負傷したカリーの不在があったが、もしシリーズが第6戦までもつれていれば出場していた可能性を明かしたのだ。 「第6戦に向けて準備が整っていた。検査を受ける必要があって、その結果がどうなるかは誰にも分からなかったけどね。この怪我に対処するにあたって自分は楽観的だったけど、乗り越えなければならないチェックポイントがいくつかあった」 ウォリアーズはジミー・バトラー加入の好影響もあって、プレイイン・トーナメントを勝ち抜けると、プレイオフ1回戦でヒューストン・ロケッツを撃破。勢いそのままに上位進出も期待されたが、カンファレンス準決勝でウルブズに屈した。 今季最後の瞬間、コート外からチームを見守っていたカリーは、オフシーズンは休養と再構築に費やす予定と語った。昨年のオフはアメリカ代表としてパリ五輪に出場するなど慌ただしい時を過ごしたものの、今年は少しゆとりを持って過ごせることを楽しみにしているという。 「オフシーズンを最大限に活用するつもりだ。昨年はたくさんプレイしてきたけど、今年はまだまだ力は残っていて準備ができるから楽しみだよ」 カリーの契約は残り2シーズンで、バトラーとドレイモンド・グリーンも同様だ。スティーブ・カーHC（ヘッドコーチ）の契約は来季限りである。チームの主要メンバーである彼らの契約終了が近いことから、一部では今季はカリーが優勝するラストチャンスだったと見る向きもあった。 しかしカリーはすでに来季を見ている。そのために、プレイオフに進出できるだけでなく、レギュラーシーズンを通して強力なチームを構築することに焦点を当てているようだ。 「この旅をできるだけ長く続けたいと思っているけど、来シーズンに向けてこのチームは何が必要なのか、ということが重要だ。夏の間、これらの疑問に答え、誰もが個人的に準備を整える……それが今本当にフォーカスしていることだ。決定を下す必要があることも多いけど楽しみにしているよ」

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