日本時間5月14日(現地13日)、ボストン・セルティックスはジェイソン・テイタムが前日のニューヨーク・ニックス戦で負った右アキレス腱断裂の負傷について、手術を受けたと発表した。手術は無事成功したが、復帰時期は未定だ。 テイタムはニックスとのプレイオフ・カンファレンス準決勝第4戦、第4クォーター残り3分で負傷離脱するまで、28本中16本のシュートを沈めて42点を記録していた。しかしルーズボールを追った際に負傷すると、足に体重をかけられず車椅子でロッカールームへと下がっていった。 試合後、セルティックスのアル・ホーフォードは「試合のことは後で考える。ただ彼が無事であることを願っている」とコメントしていた。 テイタムは2017年にNBA入りして以来、多くの試合をこなしてきた。昨季のプレイオフではチーム最多の得点、リバウンド、アシストを記録し、チームを18度目の優勝に導いた。さらに東京とパリでのオリンピックでは、アメリカ代表として金メダル獲得に貢献。『ESPN』によると、27歳時点でのプレイオフ通算得点はレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)に次ぐ2位だという。 チームは大黒柱を失ったものの、クリスタプス・ポルジンギスは、「こういうことは起こりうるもの。みんなが彼のことを思っていたけど、我々は前進し続けなければいけないんだ。これはスポーツの一部。辛いことだし、真実を受け入れるのは難しい。それでもこれは現実で、今あるもので前進しなければいけないんだ」と、目先の試合を戦い抜く決意を示した。 1勝3敗と追い込まれたセルティックスは、15日(同14日)に地元ボストンで第5戦を戦う。