日本時間5月2日(現地1日)、ニューヨーク・ニックスは敵地でデトロイト・ピストンズと対戦し、116-113で勝利した。ニックスは4勝目となり、カンファレンス準決勝に進出する。 先週、今季の最優秀クラッチプレイヤー賞を受賞したばかりのジェイレン・ブランソンが、この試合でも持ち前の勝負強さを見せつけた。同点で迎えた試合残り5.1秒、トップの位置からこの日40点目となる値千金の3ポイントを成功。これが決勝点となった。 ニックスのトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)は、「彼は最高の状態が必要なときに最高の状態を発揮する。それを一年中続けている。それこそが彼を特別な存在にしているんだ」と大絶賛した。 ニックスは第4クォーターでピストンズに20-2のランを許し、残り2分35秒で7点ビハインドだった。そこから8-1のランで猛追し、最後ブランソンの劇的な一発でシリーズに終止符を打った。 なおピストンズは、最後延長に持ち込む同点弾を放つチャンスがあったが、試合残り0.4秒、マリク・ビーズリーがケイド・カニングハムからのパスをファンブルしてしまった。試合後ビーズリーは、「厳しいね。3ポイントを決めて同点にするチャンスがあったのに」と悔しさを滲ませた。 ピストンズのJB・ビッカースタッフHCは、「我々は多くのことをうまくやってチャンスも作った。彼らは我々よりも1つ多くプレイを成功させただけ」と、選手たちの奮闘を労った。 ニックスは第2シードのボストン・セルティックスとカンファレンス準決勝を戦う。もしカンファレンス決勝進出となれば、2000年以来となる。