2013-14シーズンにNBAで新人王に輝いたマイケル・カーター・ウィリアムズ(当時フィラデルフィア・76ers)が、日本時間5月30日(現地29日)にニューヨークでアマチュアボクシングデビューを飾ることとなった。33歳のカーター・ウィリアムズは、36歳のサム・カティブと3ラウンドのヘビー級の試合を行なう。 「ブロード・ストリート・ブロウル」と銘打たれたこのイベントは、薬物乱用からの回復を目指す若者を支援する非営利団体の資金調達のため開催される。 シラキュース大学出身のカーター・ウィリアムズは、2013年のNBAドラフト1巡目11位でシクサーズの指名を受けた。平均16.7点、6.2リバウンド、6.3アシストを記録して新人王に輝いたが、2年目のシーズン途中にミルウォーキー・バックスにトレードされ、その後5年間で5つのチームを転々とした。オーランド・マジックに在籍していた2023年を最後にNBAのコートから離れると、2024年10月、正式に引退を表明した。 キャリア平均では平均10.2点、4.3リバウンド、4.3アシストを記録した。 なお、プロモーターは『ESPN』の取材に対して、カーター・ウィリアムズの試合は今回限りでない可能性があるとの考えを明かしている。 「すべては今回の結果次第。彼は非常にプライドと運動能力が高く、アマチュアファイターとしてはいい感じだと思う。ただプロとなるとまったく別物だ。NBAで成功するにはワールドクラスのアスリートでなきゃいけないが、彼がバスケットボールと同じようにボクシングにも打ち込み、生まれ持った運動能力を活かせれば、うまくいく可能性は十分あると思うよ」