日本時間4月22日(現地21日)、デトロイト・ピストンズは敵地でニューヨーク・ニックスとプレイオフ1回戦第2戦を戦い、100-94で勝利した。ピストンズがプレイオフで勝ち星を手にするのは、2008年5月以来。これまでプレイオフではリーグワーストの15連敗中だったが、その不名誉な記録に終止符を打った。 敗れた第1戦と同様、ピストンズは8点のリードを奪って最終クォーターに突入した。そこからミスを重ねてニックスの追い上げを許すと、試合残り1分強で94ー94の同点に追いつかれた。 しかしこの日のピストンズは、そこからベテランが奮起した。デニス・シュルーダーが残り55秒で勝ち越しの3ポイントを沈めると、その後もフリースローを沈めて勝利を決定づけた。 33点、12リバウンドを挙げたケイド・カニングハムは、「本当に(第1戦と)似たような状況のなか、落ち着きを保って自分たちを立て直す方法を見つけた。とてもよく対応できたと思う」と、終盤戦の戦いぶりを称賛した。 また、プレイオフでの自身初勝利、そしてチームの連敗を止めたことについて、「最高の気分。街が長い間待ち望んでいたことだから気分が良いよ。ホームに戻ってファンの前でパフォーマンスをする準備もできている」と語った。 一方、ニックスのトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)は、フリースローの本数で19ー34と大差がついたことに不満を述べた。 「フリースローの差が大きすぎる。コンタクトのあるドライブがコールされていないのが、どうしてなのか理解できない。カニングハムがドライブ時にわずかな接触で彼がフリースローを得るなら、ジェイレン(ブランソン)もフリースローを得るべきだ」 シリーズは1勝1敗。第3戦はデトロイトで25日(同24日)に行なわれる。