日本時間4月16日(現地15日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズはメンフィス・グリズリーズとプレイイン・トーナメントを戦い、121-116で勝利した。ウォリアーズにとってプレイイン・トーナメントは4度目で初の白星。第7シードを確保し、ヒューストン・ロケッツとのプレイオフ1回戦に駒を進めた。 スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、「どうしてもこの試合に勝って4日間の休みが欲しかった。選手たちは3週間ほど、ノックアウトゲームのような状況で戦ってきた。(プレイオフ出場枠を)手に入れるために83試合かかったけど、我々は望んだ場所にいる」と、ここに至るまでの厳しさを振り返りつつ、プレイオフ行きを決めた喜びを語った。 ロケッツとプレイオフで対戦するのは5回目。2015年から2019年の間に4度戦い、すべてウォリアーズが勝利している。そのうち2回は2015年と2018年のカンファレンス決勝で、2018年は第7戦までもつれる死闘だった。 37点を挙げたステフィン・カリーは、「ドレイモンド(グリーン)に『クレイジーだ』と言ったよ。10年にわたってヒューストンでプレイオフシリーズを戦ってきたんだ。信じられないよ。ロケッツはまったく新しいチームになったけど、挑戦するのを楽しみにしている」とロケッツとの対戦について語った。 またウォリアーズでは、ジミー・バトラーが加入後最多となる38点をマークした。「ステフ、ドレイ、スティーブ、マイク(ダンリービーJr.GM)と話す時はいつも、自分は助けになれると言っていた。どんな形で助けになれるかは分からないけど、プレイオフには必ず出場するとね」と、“プレイオフ・ジミー”の異名を持つ男のプライドを覗かせた。 敗れたグリズリーズは、試合残り11分で96-94とリードを奪い返したものの一歩及ばず。デズモンド・ベインが30点、第3クォーターに足首を捻挫したジャ・モラントが22点を挙げた。19日(同18日)に、サクラメント・キングス対ダラス・マーベリックス戦の勝利チームと、第8シードをかけて戦うこととなる。