デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチは、日本時間4月12日(現地11日)に本拠地で行われたメンフィス・グリズリーズ戦でシーズン通算700アシストに到達し、最終戦を前にキャリア初となる平均10アシスト以上が当確に。史上3人目となるシーズン平均トリプルダブルも確実なものとした。 ヨキッチは第2クォーター残り52.1秒でクリスティアン・ブラウンのレイアップを演出。当初はアシストが記録されていなかったが、ハーフタイムにアシストと認定され、今季700アシスト目。この時点で、最終戦で70試合目の出場をしても平均10アシスト以上が決まった。 ヨキッチは最終的に26得点、16リバウンド、12アシストとシーズン34度目のトリプルダブルで117-109の勝利に貢献。今季のスタッツは平均29.8得点、12.8リバウンド、10.3アシストとなった。 過去にはオスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズ)が1961-62シーズン、ラッセル・ウェストブルック(ナゲッツ)が2016-17シーズン、17-18シーズン、18-19シーズン、20-21シーズンにシーズン平均トリプルダブルを達成しており、ヨキッチは史上3人目の快挙となる。 『CNN』によれば、ヨキッチは試合後、「今まで経験したことがないし、何て言っていいか分からないけど、いい気分だよ」と語ったという。 今季のシーズンMVPは、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)とヨキッチの一騎打ちの様相を呈しているが、ナゲッツのデビッド・アデルマン暫定HC(ヘッドコーチ)は「もし彼がMVPを獲得できなかったら、MVPを獲得できなかった史上最高のシーズンになる」と、ヨキッチの好成績を評価していた。