ニューヨーク・ニックスは、レギュラーシーズン2試合を残して50勝30敗でイースト3位につける。チームの指揮を執るトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)は、第3シード獲得に意欲を見せている。『SNY』のフィリップ・マルティネス記者が伝えた。 今季のイーストはクリーブランド・キャバリアーズが開幕15連勝、その後にも球団記録を更新する16連勝を飾るなど、63勝17敗で首位に立つ。昨季王者のボストン・セルティックスが2位(59勝21敗)につけ、ジェイレン・ブランソンとカール・アンソニー・タウンズのデュオを擁するニックスはそれに続く。 しかし、インディアナ・ペイサーズが49勝31敗で1ゲーム差につけ、第4シード転落の可能性もある状況だ。残り2試合のうち、日本時間4月12日(現地11日)はホームでキャブズと対戦。あと1勝で第3シードが確定する中、シボドーHCは「何のアプローチも変えたくない。勝つ準備をして試合に臨み、全力でプレイする。全てのポゼッションで勝つために戦う。良いプレイをして、できる限り上位のシード権を獲得したい」と伝えている。 第3シードの場合、プレイオフ1回戦は6年ぶりにポストシーズン進出を決めたデトロイト・ピストンズとの対戦が濃厚。フィジカルなスタイルが特徴で、アンソニー・タウンズも「フィジカルなバスケットボールをするのがデトロイトだ。対戦した試合では、彼らは後半にフィジカルが増した」と警戒している。 ニックスとしては2年連続でカンファレンス準決勝で敗退しているだけに、その壁を何とか越えたいところだ。