シカゴ・ブルズのロンゾ・ボールが、2年前に移植を受けた膝軟骨のドナーの家族と対面したようだ。『AP通信』が伝えている。 ボールは日本時間4月10日(現地9日)に行なわれたマイアミ・ヒート戦前に、2023年2月末に20歳で亡くなったドナー、アレックス・ラインハルトさんの両親と兄弟たちと会い、サイン入りのユニフォームをプレゼント。記念撮影も行なったようだ。 アレックスさんの母は、「非常に感情的になりました。たくさんの幸せが伴っています。アレックスから臓器提供を受けたすべての人々がいて、私たちは幸せです。何人かの母親から話を聞く機会もありましたし、今回ロンゾにも会うことができました。アレックスのおかげで、膝や他の部分が良くなった人々を見ることができて、本当に嬉しいです」と語っている。 ドナーの家族は、ドナーネットワークからアレックスさんの組織の一部を受けたアスリートが家族との面会を希望しているという連絡を受けたという。数週間後、彼らはそれがボールだったと知り、今回の面会が実現した。 ボールはブルズに加入した2021-22シーズンに負った怪我を修復するため、いくつかの手術を受けたが完全回復には至らず。その後、2023年3月に左膝の半月板および軟骨移植を受けていた。今季ボールは右手首の捻挫のため3月上旬から欠場しているものの、2022-23シーズンと2023-24シーズンの全休を経て、今季は35試合に出場していた。 アレックスさんの母は、「彼の死後も人々を助け続けることができるのは、私たち家族全員にとって本当に幸せなことだと感じています」と語っている。