デトロイト・ピストンズは、日本時間4月5日(現地4日)に敵地で行われたトロント・ラプターズ戦に117-105で勝利し、プレイオフ出場権を獲得。2018-19シーズン以来のポストシーズン出場を決めた。 今季は平均25.7得点をマークしているケイド・カニングハムを中心に、勝率5割前後を推移。2月8日(同7日)のフィラデルフィア・76ers戦から8連勝を飾って勢いに乗ると、ラプターズ戦で今季43勝目を挙げ、プレイオフ出場を決めた。 昨季14勝68敗でリーグ最下位に沈んだピストンズ。『AP通信』によれば、これを下回る成績から翌シーズンにプレイオフに出場したチームは過去にはない。 JB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)は、「これは大きなことだ。普段は自分たちの現状を振り返る時間はないが、これまでの経緯やチームが成し遂げてきたことを振り返る機会だ」と、胸を張った。 また、今季74試合で先発している3年目のジェイレン・デューレンも、「みんな僕たちを疑っていた。信じてくれなかった。事態を好転させるにはもっと時間がかかると思われていたが、今こうしてここにいる」とコメント。しかし、「でも、まだ終わっていない。ただの節目にすぎない。本当の目標はもちろん、この街にチャンピオンシップを取り戻すことだ」とプレイオフの戦いに向けて引き締めていた。