メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントは日本時間4月5日(現地4日)、前日に指で銃のジェスチャーをしたことが「不適切」と判断され、リーグから7万5000ドル(約1090万円)の罰金処分が科された。『AP通信』が報じている。 モラントは4月2日(同1日)のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で同様の指で銃のジェスチャーをし、ウォリアーズのバディ・ヒールドと共にリーグ事務局から注意・警告を受けていた。しかし、モラントはその2日後のマイアミ・ヒート戦で再び銃のジェスチャーを敢行する。 モラントは第1クォーターに3ポイントシュートを決めた際、自軍のベンチを向き、左腕を伸ばし、右手の親指を空に向け、人差し指と中指を合わせて銃のジェスチャーを見せた。これはモラントに限らず、グリズリーズの他の選手たちも今シーズンに何度も銃のジェスチャーを見せており、モラントもチームメイトに向けて披露したものだった。 しかし、モラントは2023年、銃を巡る事件で2度の出場停止処分を受けた経緯がある。リーグは今夏のジェスチャーは「不適切」だとし、「モラントは以前、このジェスチャーは否定的に解釈される可能性があるとリーグ事務局から警告されていた」と罰金処分の理由を説明した。 モラントは前日、自身への批判についても何が言われているかは「よく分かっている」とし、「もう慣れた。もう2年間も僕は悪役だった。どんな些細なことでも、誰かが僕について否定的なことを言えば、それは世間に知れ渡る。だから、もう気にしない」と語っていた。