ゴールデンステイト・ウォリアーズは、トレードでジミー・バトラーを獲得して以降、16勝4敗と好調を維持している。キーマンであるバトラーは、このトレードの際に2025-26シーズンから始まる2年1億1200万ドルの延長契約を手にしたと報じられており、そうした事も自身のプレイに好影響を与えているのかもしれない。 しかし当初、ウォリアーズはMAX契約よりも低い金額で交渉することを検討していたという。そんななか、マイケル・ダンリービーJr.GM(ジェネラルマネージャー)がそうした方針に異を唱えたようだ。『The Athletic』のアンソニー・スレイター記者が報じている。 スレイター記者はチーム関係者の話として、バトラーに対して契約延長の提示を保留するか、MAX契約よりも低い金額で交渉するかを議論していたという。しかしダンリービーJr.GMはバトラーの実力、そして人間性を保証し、経済的な約束がチームにとって価値のあるものだとオーナー陣を説得。バトラーはチームからの厚遇を信頼の証と見なし、モチベーションが高まるはずと説明したのだ。 事実、バトラーが加入してからのチームの成績は先述の通り。ポストシーズンを前にウォリアーズへの期待は高まっている。35歳と決して若くはないバトラーだが、ステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーンといった同世代のベテランたちとともに、チームを上位へと導けるか。