2024-25シーズンのNBAは、レギュラーシーズンがシーズンの佳境を迎えている。MVPレースもヒートアップしており、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)がトップの座を奪還している。 ギルジャス・アレクサンダーは今季、ここまで66試合に出場してリーグトップの平均33.0得点、5.0リバウンド、6.2アシストをマーク。日本時間3月16日(現地15日)のデトロイト・ピストンズ戦では48得点を挙げており、チームも58勝12敗でリーグ最高勝率をキープしている。 そのギルジャス・アレクサンダーが最新のMVPレースで2位から1位へ。NBA取材歴25年以上を誇る『NBA.com』のショーン・パウエル記者は、「今シーズン最大の個人栄誉(MVP)の資格はスタッツだけにとどまらないが、2024-25年シーズンのMVPレースで無視できないものが1つある。オクラホマシティはウェスタン・カンファレンスで首位の座を守った」と理由を説明。ニコラ・ヨキッチを擁するナゲッツと14ゲーム差をつけているチーム成績も高く評価した。 「バスケットボールに詳しい人なら誰でも、ギルジャス・アレクサンダーがニコラ・ヨキッチよりもヘルプの面で有利であることを知っている。ヨキッチはまたしてもオールスターのチームメイトという贅沢に恵まれていない。彼にはオールディフェンシブチームに選ばれたチームメイトがいないが、これはナゲッツの今シーズンのディフェンスが貧弱(ディフェンス・レーティング114.8/リーグ20位)なため、さらに重大な問題である」 前回1位のヨキッチは、シーズン平均トリプルダブルをキープしているが、2位へ後退。「肘と足首の怪我で欠場したこともあってナゲッツはつまずいている。ヨキッチは滅多に試合を休まないので、負傷は辛いに違いない」と触れられている。 3位ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、4位ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、5位ドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)は変わらず。6位ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、7位ケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ)、8位レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、9位エバン・モーブリー(クリーブランド・キャバリアーズ)、10位ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)となった。