日本時間3月18日(現地17日)、フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)はポール・ジョージが左内転筋と左膝に注射を打ち、少なくとも6週間は欠場することになると発表した。実質、今季のレギュラーシーズンはすべて欠場となる見込みだ。 ジョージは直近1週間、鼠径部と膝の怪我に対する最善の治療法について医師と相談していた。34歳のベテランは今季、鼠径部、指、膝の痛みに苦しんでいた。『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によると、関係者の話として、ジョージが2月のオールスターブレイク前に5試合連続で鎮痛剤を受けていたと報じている。 昨季終了後にシクサーズと4年2億1200万ドルのMAX契約を結んだジョージは、今季41試合に出場して、平均16.2点、5.3リバウンド、4.3アシストを記録。プレシーズンで左膝を過伸展し、開幕から5試合を欠場すると、その後11月には同じ膝を再び過伸展し3試合を休んだ。さらに1月には左小指を負傷。最近は左鼠径部の痛みのため、直近4試合を欠場していた。 シクサーズは2月末にジョエル・エンビードも残り試合の欠場を発表している。現時点での順位は、プレイイン・トーナメント最終スポットの10位ブルズと5ゲーム差の12位ということもあり、ドラフトロッタリー行きの可能性が高まっている。 なお、2025年のNBAドラフトでは1巡目指名権の上位6位まではプロテクトがかかるものの、7位以下となるとオクラホマシティ・サンダーに譲渡されることとなっている。