鼠径部の負傷で直近4試合を欠場しているフィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)のポール・ジョージが、手術を含む処置を検討しているという。『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。どのような方針となるか、週明け早々に決定すると見られている。 今季開幕前にジョージは4年2億1200万ドルのマックス契約でシクサーズと契約したが、今季は左鼠径部、指、膝の痛みに苦しめられていた。オールスターブレイク前には、5試合連続で痛み止めの注射をしていたという。 今季ジョージの出場は41試合で、平均16.2点は2012年以降で最低。ジョエル・エンビード、タイリース・マクシーと3人揃って出場できたのもわずか15試合だった。 なお、シクサーズは2月末にジョエル・エンビードが今季残り試合を欠場すると発表している。また、現在リーグワースト6~7位付近で推移しているシクサーズは、2025年のNBAドラフトでトップ6までの1巡目指名権がプロテクトされている。もし7位指名権となると、オクラホマシティ・サンダーに譲渡する必要がある。 先日、ユタ・ジャズがラウリ・マルッカネンに関してリーグが定める選手参加ポリシーに違反したとして10万ドルの罰金を科せられた。ジョージの回復が最優先事項ではあるが、ドラフト指名権をキープしたいという思いもあるだろう。罰金を科せられないようにするためにも、慎重に事を進める必要がありそうだ。