日本時間3月11日(現地10日)、NBAは2025年10月4日(同3日)と6日(同5日)にニューオーリンズ・ペリカンズがオーストラリアのメルボルンでプレシーズン戦を行なうと発表した。同国でNBAの試合が行なわれるのは初。4日(同3日)はNBLのメルボルン・ユナイテッド、6日(同5日)は同リーグのサウスイースト・メルボルン・フェニックスと対戦する。2試合ともメルボルン・パークで開催される。また試合が開催される週には、試合中日のファンナイトを始め、NBA Caresの地域社会活動などが行なわれる。 これまでNBLからは7つのチームがアメリカにわたり、NBAチームとプレシーズン戦を24試合行ってきた。また、NBAはオーストラリアでバスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズを2016年と2024年の2回、NBLと協力して開催した実績がある。 さらに、NBLのネクストスターズ・プログラムから、ウスマン・ジェン(オクラホマシティ・サンダー)、ジョシュ・ギディー(シカゴ・ブルズ)、ラメロ・ボール(シャーロット・ホーネッツ)、アレックス・サー(ワシントン・ウィザーズ)を含めた、9人の選手がNBLから直接NBAにドラフトされている。 ペリカンズのゲイル・ベンソン・オーナーは、「メルボルンに行くことは、私たちのグローバルなファン層と交流し、ニューオーリンズの豊かな精神と文化をこの地域のバスケットボールファンと共有する素晴らしい機会となります」とコメントを発表。さらにNBLのエグゼクティブ・ディレクターを務めるラリー・ケステルマンは、「オーストラリアにNBAチームを迎えることは、NBLの誰もが長年抱いていた夢。この取り組みが15年の道のりを経てついに実現したことは、『大きな夢を見れば』多くのことが達成できることを示しています」と喜びを語った。