ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、日本時間3月7日(現地6日)に本拠地で行われたニューヨーク・ニックス戦で、チームを勝利に導いた。その中で、名物コメンテーターのスティーブン・A・スミスとのやり取りが注目を集めている。 トレードでルカ・ドンチッチを獲得して勢いづくレイカーズは、オーバータイムの末にニックスを113-109で下し、今季40勝目を挙げた。ジェームズはドンチッチに次ぐチーム2位の31得点(フィールドゴール11/23、3ポイント2/8、フリースロー7/8)、12リバウンド、8アシストの活躍で、白星に貢献した。 注目を集めたのが、ジェームズがサイドラインにいた名物コメンテーターのA・スミスと言葉を交わすシーン。読唇術の専門家による分析から、2人のやり取りがジェームズの息子である新人ブロニー・ジェームズに関するものであるという推測が立っていた。 その中で、A・スミスは『ESPN』の番組『First Take』に出演した際、「息子をこんなことに巻き込むな」と言われたことを明かした。 「あれはバスケットボール選手が私に立ちはだかったのではない。親であり、父だった。レブロン・ジェームズに腹を立てたり、軽んじたりすることはできない。誰の目から見ても、彼は素晴らしい家庭人だ。息子を大切に思っている素晴らしい父親でもある。彼は私が言ったことの一部に対して異論を唱え、立ち向かってきた」 ブロニーはルーキーイヤーの今季、NBAで18試合に出場して平均4.2分間のプレイ、1.4得点、0.4リバウンド、0.4アシストという成績にとどまっており、Gリーグ行きも経験している。この日のニックス戦で出番はなかったが、今年1月にA・スミスがGリーグで「もっと成長する必要がある」と発言したことが今回のジェームズの行動の背景にあったようだ。