ジョエル・エンビードがシーズン残りの試合を欠場　チームが正式発表…左膝の腫れが悪化

フィラデルフィア・76ers（シクサーズ）は日本時間3月1日（現地2月28日）、左膝の状態に苦しむジョエル・エンビードが残りのシーズンを欠場すると発表した。 NBA11シーズン目の今季、エンビードは膝の怪我と地元記者とのトラブルによる出場停止で出遅れるなど、すでに39試合を欠場。ここまで19試合の出場で平均23.8得点、8.2リバウンド、4.5アシスト、フィールドゴール成功率44.4％にとどまっており、22～23年に2年連続得点王、23年に初のシーズンMVPに輝いた姿はない。 2月10日（同9日）に行なわれた敵地ミルウォーキー・バックス戦の中継の中で、『ESPN』のリサ・ソルターズ記者は、エンビードが膝の修復には「恐らく再手術と長い回復期間が必要」と考えていることをレポート。試合後に本人は、「一貫性のない何かがある場合、どこかの時点で対処しなければならない。それが何なのかは分からない。あらゆる選択肢を検討している」とオフシーズンに手術する可能性について示唆していた。 エンビードとチームは悩まされている左膝の長期的な解決策を探し続けてきたが、今シーズンに見切りをつける決断を下した。『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によれば、2月23日（同22日）の本拠地ブルックリン・ネッツ戦後に膝の腫れが悪化。25日（同24日）に新たに検査を受け、医師や専門家と相談したという。 注射を受けながらのプレイを続けていたエンビードだが、無念のシーズン終了。20勝38敗でイースト12位に沈むシクサーズにとっても大黒柱の離脱は痛手となるのは間違いない。

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